さて、本記事は今から家庭学習を始めてみようとしている方へオススメの記事をまとめた まとめ記事 です。
2023.7.9 加筆修正
2023.9.28 加筆修正
2023.10.29 加筆修正
2023.12.15 加筆修正
家庭学習を始めようと思っているのだけど、何から始めれば良いのかしら・・・・
そんな悩める親御様向けの記事です
Instagramにも投稿しております。
はじめに
我が家と算数道場では 「楽しい家庭学習」 をコンセプトとして学習に取組んでいます。
楽しい = 難しい学習をしない という事ではありません。
- 楽しいからこそ難しい事に挑戦する事が出来る。
- 楽しいからこそ長時間の学習に取組む事が出来る。
- 楽しいからこそ主体的に学ぶ事が出来る。
このように考えております。
「学び」 は 本来 今まで出来なかった事が出来る、知らなかった事を知る事が出来るなど、自身の成長が感じられる 楽しいものです。
家庭学習に取組む方々が苦しいと感じながらではなく、楽しいと感じながら家庭学習に取組める事を願っております。
一緒に楽しく家庭学習に取組んで参りましょう!
また取組む際に注意すべき事項としては以下のようです。
- 闇雲に色々な問題集に手を出さずに一つの問題集シリーズの全ての問題を解けるようにする
(例えば教科書ぴったりトレーニングや基礎問題精講や予習シリーズ) - 計算演習と「定義・定理・漢字・語彙の暗記」を疎かにしない
- お子様のモチベーション向上を第一に考える
- 親は指導者として、子は学習者として共に成長するという意識で家庭学習に取組む
これらに傾注して進めていけば、受験に必要な能力は身に付ける事が出来ます。
受験算数、中学数学、高校数学のいずれにおいても同様の手法で習熟可能だと考えております。
例えば ぴたトレ や 予習シリーズ などの良い問題集は 問われ方が異なる類題が多く掲載されております。
これらを大量演習する事で徐々に応用力が身に付く設計になっています。
上で述べた 「闇雲に色々な問題集に手を出さない」 理由は 基礎的な定義暗記、解法を身に付けるための問題演習は 良質な問題集を1~2冊やり切れば充分だからです。
一方、「初見の問題を解く」ためには初見の問題を大量演習する必要があります。
この場合においては色々な問題集(例えば色々な学校の過去問)に手を出す事が効果的です。
あくまで初期段階においては 「闇雲に色々な問題集に手を出さない」 事が有効ですよ というお話ですので、御承知おき下さい。
我が家の学習ルート【算数/数学】
以下の記事をご確認下さい。
まずは【算数の教材まとめ】を御覧頂ければ良いかと思います。
我が家がどのように家庭学習を進めて来たかが分かる記事となっております。
教科書ぴったりトレーニング【算数/数学】
低学年向けの高難易度問題集よりも公立カリキュラムに則った先取り学習をオススメしています。
教科書ぴったりトレーニングシリーズは 中学3年までの公立カリキュラム通りに学べる、取り組み易い問題集です。
難易度は高くなく、順番に進めていけば多くのお子様が先取り学習を進められる教材だと考えております。
まずは この問題集を中学3年生まで進める事 をオススメしています。
中学受験をされる方にも中学3年生までの先取り学習をオススメしています。
この過程で培った論理的思考力や数学的な考え方は中学受験算数の習熟にも大変役に立ちます。
低学年向けの高難易度問題集は結局のところ先取り学習なのですが、難易度の飛躍が大きく、解説が不十分な問題集が多くなっております。
そのため、【取り組み易さ】という点では 教科書ぴったりトレーニングには劣ると考えて頂ければ良いと思います。
予習シリーズは比較的取り組み易いように思えますが、それでも教科書ぴったりトレーニングには劣ると思います。
最難関問題集などは難しいですからね。中々大変だと思います。
計算演習と反復学習の徹底
教科書ぴったりトレーニングを進めながら、計算能力向上と反復学習を実行する必要があります。
計算力と定義の暗記は大変重要です。
焦らず反復学習をしながら進める事が大事です。急がば回れという事です。
計算力
反復学習
国語の学習を並行して進める
算数の学習と並行して国語の学習を進める事で大変学習効率が向上します。
親御様の解説を理解しやすくなりますし、文章題への対応力も向上します。
国語の学習においては、やみくもに読解問題を解き続ける必要は無いと sharari-man は考えており、漢字・語彙・文法を学習の中心に据え、沢山の書籍を読む事をオススメしています。
漢字に関しては、SAPI×漢を利用した、読みと意味の学習を一気に進める手法をオススメしています。
必ずしもSAPI×漢である必要はなく、一気に高学年レベルまで学べるものであれば何でも良いでしょう。
語彙に関しては、脳内で言葉のイメージ映像が浮かぶ事で定着が早くなると考えており、学習初期においてはマンガ教材などの映像と言葉がセットになった書籍をオススメしています。
文法に関しては ふくしま式が大変オススメが出来る問題集です。
基礎的な内容に見えますが、繰り返し取り組む事で論理的思考力が向上し、お子様の成長を実感出来ると思います。
便利な道具を揃える
学習効率向上に役立つ用品をまとめて御紹介しています。
特に コピー機 と 学習用のイス がオススメです。
※特にオススメ機材である必要は無く、読者様の気に入った商品で良いと思います。
次点で えんぴつシャープ と 卓上クリーナー と デスクマット です。
えんぴつ削り作業から解放され 、 消しカスの処理が早くなり 、 下敷きを敷く作業から解放されます。
家庭学習は毎日やる事ですから、1日1分縮まれば 年間365分(約6時間)縮まります。
便利な機材を積極的に導入し、効率良く学習を進められる環境を整えていくと良いと思います。
教科書ぴったりトレーニングの後は?
色々なルートがあります。
中学受験ルート
公立高校入試演習 ⇒ トップクラス問題集4年 ⇒ 予習シリーズ
予習シリーズは家庭学習のみで中学受験をされる方には最もオススメ出来る問題集です。
この問題集を完璧にすれば、難関中学までは概ね対応出来るかと思います。
公立ルート
公立高校入試演習 ⇒ 高校数学
我が家の場合は 上記の 中学受験ルート と 公立ルート を並走しています。
道場生は 並走ルートが多いですが、一部公立ルートのみで進めているお子様もいらっしゃいます。
特に中学受験をする予定が無く、かつお子様が受験算数に興味が無い場合は 公立ルート で良いと思います。
中学受験算数は 読解力・条件整理・幾何 の能力を身に付けるのには適しています。
しかしながら、中学~高校数学の範囲が頻出で難易度も高いため、楽しめないお子様も多いと思います。
その場合は 公立ルートで 高校数学をじっくり学ぶ事をオススメ致します。
数学は将来エンジニアになる場合においては大変役に立ちますし、中学受験算数に比べ教材も豊富で学びやすい学問です。
大学受験においては 文理問わず 「数学が得意」 という事は大変有利に働きます。
早い段階からコツコツ進めておく事で高校生の時の忙しさを緩和出来ます。
また、数学,国語を通じて論理的思考力を鍛えておく事は社会に出てからも役立ちます。
以下の記事が参考になるかと思います。
こちらのルートが学びやすくオススメです。
その他の教科について
以下の記事にまとめてありますので御覧下さい。
また、学習初期は算国傾注をオススメしております。
あとがき
家庭学習を始めたばかりの方は 何に取組めば良いか分からないと思います。
教科書ぴったりトレーニングなどの いわゆる 教科書準拠問題集 は 学校の成績向上に直結し、お子様の学習モチベーションを上げやすい問題集です。
何から始めればいいのかしら・・・・?
このように迷われた方には大変オススメ出来る問題集です。
公立ルートでコツコツ進める方式は 中学受験算数と違い 多くのお子様に取り組み易い学習方法だと考えております。
家庭学習を始めたばかりの御家庭の皆様が 「楽しい家庭学習」 を実践出来る事を願っております。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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