2024.2.12 加筆修正
さて、初めて訪問して頂いた方向けに本ブログについて説明させて頂きます。
筆者について
以下の記事のような人間です。
ブログ記事の根拠
地方で近所の子供達向けに学習指導を行っております。
過去の指導実績としては息子を含め 約14名 ほどです。
この14名の指導実績に基づいてブログ記事を作成しております。
所詮 n=14 程度の実績ですから、全員に適用可能な可能性は低いと考えて頂いて良いでしょう。
読者様が 良い と思ったところは参考にして頂き、 悪い と思ったところはスルーして頂くのが良いと考えております。
万人に適用可能な指導方法は存在しないと思いますから、お子様の特性に合わせて、御家庭でのカスタマイズは必須だと考えております。
本ブログで紹介している内容については以下のようにお考え下さい。
あぁ、14人くらいに指導してみたら、これで上手くいったのね。
ウチの子でも上手くいくか分からないけど、試しにやってみようかしら。
上手くいかなかったら他の方法を試してみればいいわ。
このように考えて頂ければ良いかと思います。
良い/悪いを自ら判断する力を得る事は非常に重要です。
様々な媒体に掲載されている学習記事を鵜呑みにせず、是非ご自身で真贋を判断する癖を身に付けて頂ければと思います。
ブログ記事の内容について
Sharari-manが指導時に 「これが重要だ」「このルートが上手くいった」という内容について記載しているだけです。
**しなければならない!
**すべきだ!!
などと意見を押し付ける意図は全くありません。
一つの学習事例として読んで頂ければと思います。
筆者の才能に関する思想について
読者様から質問を頂き、それに対して以下のように述べております。
ちょっぴり厳しい意見も書いておりますので、閲覧注意で御座います。
基本思想としては以下のようです。
諦めずに学習を続ければ、多くの方が高い学力を得る事が出来る。
才能と呼ばれるような特殊な能力は存在するが、それを持つ方は極わずかである。
具体的に言えば以下のようです。
適切なカリキュラム、指導方法で高いモチベーションを維持したまま学習を続け、時間を重ねれば、難関~最難関中学の算数を解ける程度の学力は身に付く。
指導実績を根拠として、このように考えております。
本ブログの記事群はこのような思想を基に執筆されておりますから、「適切な努力をすれば出来る」という内容の記事が多くなっております。
そんな訳ない!
才能よ!
才能が全てよ!
このような考えを持つ方もいらっしゃるでしょう。
このような思想の方にとっては不快な記事が多くなっているかもしれません。
その場合は、ブラウザを閉じて頂ければと思います。
コメントについて
以下の記事を御参照下さい。
最後に
家庭学習に取組む皆様の事を心から応援しております。
上手く行かない時、辛くなった時・・・
あぁ。こんなやり方もあるのね。。。。
試してみよう。
そう思って頂けたら大変嬉しく思います。
また、家庭学習を始めるにあたり、「何をしたら良いか全く分からない」方にとって、少しでも参考になる記事を執筆していければと考えております。
非営利の方に限りますが、どなた様からの質問にも誠意をもって御答えさせて頂きます。
何か気になる点が御座いましたらお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
コメント【コメント非公開、メールでの返信を御希望される方はその旨をご記入下さい】
コメント一覧 (8件)
こんにちは。旧ブログでコメントにアドバイスをいただき、最近になってこのブログを発見した者です。
発見できて本当にうれしいです…!参考になる情報満載でいつも楽しみにしてます。
またアドバイスをいただきたくてコメントいたします。
現在、小3でぴたトレ中2に入りましたが、「証明」が嫌で泣いています。
負けず嫌いで一発でマルにならないので苦痛なようです。
(そもそも数学を楽しめるように持っていけていません。。トップクラス3年&4年には前向きですが、数学は正負の計算で苦戦してから後ろ向きが続いています)
中学受験するかもなーと思っているのですが、苦戦する単元がちょこちょこあり、特にトップクラスに出てこないような単元や知識は、しっかりやるべきか迷います。
また、ブログに書かれているような進度で終わりそうになく、中学数学だけで9ヵ月超えるかも、時間かけすぎ?というのも迷いポイントです。
教え子のみなさんが苦戦する問題に当たった時、どのように対処されていますか?
もし可能でしたら、ぴたトレ数学の取り組み方、復習方法など、具体的な工夫のヒントをいただけないでしょうか?
お忙しいところすみません、近所でしたら菓子折り持って伺うのですが汗
waka様
コメントありがとうございます。
Sharari-manで御座います。お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。
■証明問題が嫌いで泣いてしまう
負けず嫌いなのはとても良いですね。
ですが、少しずつ
「正解する事だけがあなたを成長させる訳ではない」
「考え、間違え、答えを見て考え方を変えていく事も成長なんだよ」
という事を伝えていくと良いかと思います。
さて、具体的な対策ですが、ケースバイケースですが、例えば以下の手法は如何でしょうか?
★書く、書き直すのが嫌で泣いている
このようなお子様は道場にも多いのですが、その場合は「口頭での説明で可」としています。
「消しゴムで消す」という作業が嫌なお子様もいます。
その場合は二重線で消して書き直すという手法で取組んでいます。
★間違えるのが嫌な場合
間違えても、文章が滅茶苦茶でも まずは「自分なりに考えて書いた事」を褒めます。
「間違えるのは悪い事ではない」というマインドをまずは植えつけましょう。
「間違えたという事は理解が不十分という事が分かったのだから前進だ」
と考えられるようになる事が大事です。
さて、泣くほど苦しい事を子供にやらせ続けても中々好きにはなってもらえません。
可能でしたらwaka様がもう少し観察して具体的な対策まで落とし込めると良いと思います。
例)
証明が嫌い⇒書くのが嫌い⇒書くのをやめて口頭
証明が嫌い⇒考えるのが嫌い⇒簡単な問題から取組み考える楽しさを教える
という感じです。
■ぴたトレ数学の取組方法
以下の記事などが参考になると思います。
https://sharari-man.com/pitatore-3/
https://sharari-man.com/sansu/
ぴたトレの場合、復習方法は簡単でして、「確認テスト」だけをコピーしておいて、定期的に総復習をする事です。
【復習】において全問解けなくても責める必要はありません。「穴が見つかったので埋めよう」くらいの気持ちで間違えた箇所は何度でもやり直せば良いと考えています。
親子共に焦らず、楽しく取り組むのが良いと考えております。
■進度について
小学3年生でぴたトレ中2との事ですから、充分な進度だと思いますよ^ ^
御家庭の事情、お子様の性格もあると思いますから、【我が家の事例】や【他ブログの事例】などは必須ではなく、参考と考えて頂いて良いと思います。
また、トップクラス3年~4年が楽しめているようでしたら、非常に能力の高いお子様だと思います。
焦らず、算数と数学を並行して進めても問題無いと思います。
トップクラス4年は予習シリーズ5年の内容を多く含んでおりますから、小3でトップクラス4年に取組んでいるなら通塾組と比べても進度は早い方ではないかと思います。
中学数学を学ぶ事は中学受験算数と繋がっています。
中学数学における、正負の計算、文字式、方程式、合同、相似などは中学受験で頻出の単元です。
中学数学3年まで終われば、トップクラス4年のハイクラスA~Bくらいまではそれなりに処理出来るかと思います。
■コメント・回答について
このような回答で宜しかったでしょうか?
もし、他に尋ねてみたい事がありましたら、お気軽にコメントを頂けましたら。
Sharari-manで宜しければ、回答をさせて頂きます。
我が家と道場の学習事例が少しでもwaka様の参考になりましたら大変嬉しく思います。
waka様の優秀な御子息が楽しく学び、グングン成長していく事を期待しております。
是非、親子で家庭学習を楽しんでみて下さい。
ではまた!
Sharari-man様
お忙しいにもかかわらず盛りだくさんなご回答をいただき本当にありがとうございます!
最新記事もいろいろと示唆に富んでいて判断の助けをいただきました。
怖い顔、しました(苦笑)。それで今回の質問に至ったわけです。
Sharari-man様ブログなどを参考にする中で、情報収集ばかりして全体を見過ぎて、息子の1日1日を丁寧に見ていなかったと思います。
もっと現状にフォーカスしようと思います。
証明問題の「口頭で説明」を早速試しました!
間違いが視覚的に明確にならないので、やりやすいかもしれません。
間違いや失敗に対するマインドはあれこれ伝えているのですが、「考え方を変えていく事も成長なんだ」などは私に欠けていた視点でした。次はご提案いただいた論点から伝えてみます!
息子はテーブルゲームなど勝てないと泣き出し騒いでゲーム続行困難に陥るのですが、数学も似ている気がします。
今朝も山本塾ドリルでアベレージより20秒ぐらいオーバーして床にひっくり返っていました(呆)。
「泣くほど嫌なら頭に入って来ないからやめようよ」と教材・カリキュラム変更など再三提案してきました。
ぴたトレで積み上げてきても度々つまずくということは、中堅校の受験になる可能性が高いのではないか。
であれば、今の取り組みは過剰?と思い、数学をやめる方向の検討が多かったです。
ですが、Sharari-man様から中学数学は中学受験算数と繋がっているとご回答いただきましたので、腰を据えて数学をどうやって楽しむかに向き合いたいと思います。
また、ご回答と最新記事で進度の不安が解消しました。そこは問題ではないのだなと。
具体的な対策で負担を軽減する工夫をもっと掘り下げてみます。
本人の方も、教材やカリキュラムの変更は「負けたことになるからイヤ」なのだそうで、積極的ではないけどやめたくはないようです。
ただ、「分からなかったら答え見てね」と伝えても「見たら負け」とか言って頑固です。
間違いに対する思考のブロックを外す戦略を考えてみます。
この先のぴたトレは反復頻度を上げて「できた!」を増やす、例題を前日に一緒にチラ読みする、など敗北感が薄まるようなスモールステップの仕込みを試してみます。
私自身は子どもの学習のことを考えるのが道楽的に楽しく(時に仕事より優先したくなって危険)、息子と年長の娘には私の趣味に付き合ってもらってる感じです。
「こんな楽しいこと、塾に任せっきりはもったいない」というような言葉をどこかで読みましたが、まさにそんな心境です。
Sharari-man様はもはや師匠だと思っていますので、師匠の教えの「親子でいつも笑顔」を私も実現します。
多分また悩むと思いますので(苦笑)、相談させてください。
温かいご回答をありがとうございました。
waka様
いつもコメントありがとう御座います。
また、温かいコメントありがとう御座います。
我が家の事例が少しでもお役に立っているようでしたら大変嬉しく思います。
子供って意外と頑固なんですよね。
一つの考え方に固執する傾向もあります。「それがカッコイイ」と思っている節もあります。
Sharari-manは良く
「考え方をケースバイケースで柔軟に変えられるというのは大人になってから大事なんだよ~」
と伝えています。
設計演習などでは
「硬い鉄、柔らかいゴム、【どちらが良い材料】なんて事は無く、適材適所なんだよ」
「考え方も同じで頑固にやった方が良い時、柔軟にやった方が良い時、両方あるんだよ」
このような感じで指導しています。
こういった実技指導を通じて柔軟な考え方を身に付けさせるというのも良いアプローチだと考えております。
さて、waka様も楽しんでおられると思いますが、
【失敗しながらも色々と工夫をして親子で成長していく】
Sharari-manはこの作業が楽しいと思うんですよね。
是非、waka様もお子様と一緒に工夫し、成長する事を楽しんで下さいませ^ ^
また、何か御座いましたら私で宜しければ回答させて頂きますのでお気軽にコメントでお問合せ下さい。
我が家の学習事例が少しでもwaka様の御参考になりましたら望外の喜びです。
楽しい家庭学習を!
ではまた!
Sharari-man様、おひさしぶりです。
以前「証明で泣く」件で質問させていただきましたwakaです。
温かいご回答をいただき本当にありがとうございました。
先日ぴたトレ中2とトップクラス3年が終わり、心の中でSharari-man様に「師匠!ここまで来ました!」という感じで叫んでおりましたが、先日のブログでわざわざ名前を挙げてくださったのでコメントさせていただきました。
お忙しいのに、しかも体調不良の中、細かいところまで気にかけてくださって、どれだけスーパーマンなんでしょうか!温かいお声がけありがとうございました。回復されてよかったです。
いただいたアドバイスをもとに、口頭、少量、短時間、反復、声のトーンを上げて明るく、間違いOKと成長のマインド説明、前日にプレビュー、…と様々なことを変えて、ほとんど泣かなくなりました!
ペースが遅くてもそのまま進めてよいと言っていただいたことも大きかったです。
また睡眠不足だったようで、そこを解消したのも良かったような気がします。
また中3終了のマイルストーンに向けて少しずつ進めています。
いずれは道場のみなさまのように勉強を数時間続けられるような持久力がついてくるといいなと思います。
そしてご報告ついでに質問させてください。
以前、教え子さんたちに学習状況のデータを渡していると書かれていたと思いますが、ぴたトレなどでも記録をデータ化されていましたか?
Gamify、ゲーム化という考えが良いなと思うのですが、ゲームの良いところの1つはデータが瞬時に反映されることだと思うのです。
でも自分の勉強でもそうですが、テスト以外の日常の定量化は難しいような気がしていて。
Sharari-man様は何をデータ化されていますか?または、どのような形で進捗や立ち位置、全体像などを伝えていますか?
waka様
いつもコメントありがとう御座います。
素晴らしい進捗ですね。ぐんぐん成長するお子様を褒めると共に、一生懸命指導に取組んでいる御自身も褒めてあげて下さいね。
『共に成長する』『共に楽しむ』事が楽しく家庭学習を続ける秘訣です。
■データ化について
https://sharari-man.com/jiyucho-37/
以前にこの記事で言及した内容ですね。
データ集計は妻に外注しておりますが以下のようです。
☆ぴたトレ
練習問題、確認テストの正誤
確認テストの正答率
☆予習シリーズ
取組んだ全ての問題の正誤表、正答率
を集計しています。要は取り組んだ問題全てです。
■データの使用目的
①モチベーション向上のため
正答率向上がモチベーションに繋がるお子様は上に例示した記事のような正答率の推移グラフを見せます。
反復学習にあたり、『間違えた問題』だけを抽出して小学生に取組ませると、モチベーションが低下する事があります。苦手な問題ばかりで疲れるからです。
データを集計していると、『得意な内容』『苦手な内容』が見えて来ますから、反復学習にあたり、両方を適度に混ぜる事で モチベーションが低下しないよう工夫しています。
②学習効率向上のため
場合の数が苦手、関数が苦手、幾何が苦手、色々なお子様がいます。
苦手分野、得意分野を把握して効率良く指導するために使用しています。
例えば正答率が低い分野に関しては反復学習期間を長くとります。
正答する事が自信になりますから、数値替えすらせずに同じ問題を出す事もあります。
『苦手だな・・・』『楽しくないな・・・』と思われないようにするための工夫であり、それが学習効率向上に繋がります。
■データ利用の注意点
学習状況のデータ化を進めると、相手が生身の人間である事を忘れてしまいがちです。
「間違えた問題の多さを見せつける、間違えた問題だけを反復学習させる」
お子様によりますが、このような学習方法に嫌悪感を示し、モチベショーンが低下してしまうお子様もいます。
データはあくまで指導者が効率良く指導するためのツールです。
「それを使ってどうやってモチベーションを上げるか?上げられるか?」
これをお子様の特性に合わせて考える事が重要だと考えております。
御答えになっておりますでしょうか?
御不明点がありましたら、またお気軽に御質問下さい。
我が家の学習事例が少しでもwaka様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
お忙しい中で詳しく教えていただき、また過去記事もありがとうございました。
思った以上に手間をかけていらっしゃって驚いています。
問題集のコピーに解いたあとは即捨てしてました…
反復内容は感覚で判断してましたね…
データの注意点もなるほど、と考えさせられました。
以前に漢字で間違いだけ復習、覚えた数をグラフ化してみたときに、効率は上がったのですが楽しい続けたい方法ではなかったです。
注意点を読んで、その時の何が問題だったかを言語化するとこういうことだ、と納得しました。
情報を収集するとつい見せたくなるのですが、一歩引いて、あくまでモチベーションアップに向けた工夫の1つとしてどう取り入れるかなのですね。
また新たな視点をいただきありがとうございました。
これからもブログ楽しみにしています!
waka様
いつもコメントありがとう御座います。
皆様の様々な御意見・御感想を聞く事がSharari-manのモチベーション向上に寄与しております。
今後も御気軽にコメント・御質問を頂けましたら大変嬉しく思います。
我が家の学習事例が少しでもwaka様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!