さて本記事は予習シリーズ6年 算数難問題集について御紹介するものです。
表紙
目次
問題集概要
発行社 四谷大塚
138ページ(問題は4〜51ページ)
税込み 1650円
テーマ別に12回分の問題が用意されている問題集。
第11回のみ大問が7つ、その他は8つ
よって合計で大問95個
引用元は記載がないため、オリジナル問題集という位置付けですが、実際のところは殆どが過去問から抜粋した問題集です。
難易度
- 予習シリーズ6年上 応用演習問題集の難し目の問題と同レベルかやや難しい
- 予習シリーズ6年下 入試実践問題集の■問題と同じかやや難しい
- 自由自在問題集 発展【難問】より難しい
- 公立高校入試より難しい
- 悪問、奇問は殆どなく素直な問題が多い
予習シリーズ6年の
応用演習問題集
実力完成問題集
応用力完成問題集
入試実践問題集
と順番に進めてきて、順調に理解が出来ているお子様でしたらそれほど苦労しないように思います。
予習シリーズでは一番難しい問題集という位置づけですが、本問題集だけで最難関中学に合格出来る力を身に付けるのは困難です。
最難関を目指すお子様でしたら本問題集に続いて
- 芝中学
- 本郷中学
- 駒場東邦中学
- 渋幕中学
- 麻布中学
- 開成中学
- 東大寺中学
- 筑駒
- 灘中学
このような順番で過去問演習を進めていけば、充分な実力が得られると思います。
本問題集の問題は難関校の過去問と同レベルの問題が多いです。
しかし、合格者平均を取るには演習量が95問程度では足りません。
難関校を受験される場合は大量に過去問演習を積み、解法整理、解答スピードの向上などをする必要があると思います。
よって難関〜最難関受験生は本問題集のみでは演習が不足すると思います。
中堅〜難関の受験生は本問題集までの予習シリーズ6年が完璧であれば対応出来ると思います。
良い点
- 解答が非常に丁寧で分かりやすい事
別解も豊富に記載されています。
色々な解き方を身に付けるために解答・解説をしっかり読むと良いでしょう - 予習シリーズ本体を買わなくても、問題集として機能する
- 分野別で整理されており難問に対する網羅性は高い
基礎問題は他の問題集で学ぶという前提です。 - 安価である
算数難問題集に限って言えば、予習シリーズの中でも難し目の典型題を集めた問題集という位置づけのため、市販の問題集でこれより良いものもあると思います。
悪い点
- 問題数が少なく演習不足
- やや問題が古い場合がある
- 図形問題がやや手薄
デメリットについては我が家と同じように この後に大量の過去問演習を積む という前提であれば無視出来ますから、あまり気にせずとも大丈夫だと思います。
出題範囲と網羅性
四谷大塚で6年までに習う範囲全て。
中学受験で出てくる 難問の基礎(典型題)については殆ど網羅されています。
塾で上位クラスの6年生のお子様にとっては取り組みやすいレベルだと思います。
静岡県内の中学受験では本問題集はオーバースペックですのでやる必要はありません。
推奨時期
予習シリーズ6年下 実力完成問題集
予習シリーズ6年下 応用力完成問題集
予習シリーズ6年下 入試実践【難関校】
が終わった後に取り組むのが適切だと思います。
我が家の学習ルートは以下の記事を御参照下さい。
我が家の進め方(参考)
愚直に第一回から順番に全て。
2周目は基本的に全問題やります。
間違えたら必ず解き直しをします。
3周目以降は間違えた問題のみ復習を実行し、解けない問題が無くなるまで繰り返す。
算数、数学は演習量が大事です。とにかく演習を積み、問題の解き方、条件整理の仕方を身に付ける。
大量演習をしているうちに解法暗記しますし、何となく解けるルートが見えるようになります。
本記事で登場した他の問題集
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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