さて、我が家と道場における予習シリーズの進め方の御紹介です。
これが必ずしもベストな方法とは考えておりません。
数ある進め方の中の一例としてお考え下さい。
予習シリーズ概要
発行社 四谷大塚
本編
演習問題集(実力完成問題集)
最難関問題集(応用演習問題集/応用力完成問題集)
入試実践問題集 【有名校/難関校】
算数難問題集
我が家では計算と週テストは導入していません。
計算は100マス計算、マスター1095題、自作の復習ノート、自作プリントなどで代用しています。
予習シリーズは規則性、和と差、平面図形などのようにテーマ毎に学習を進めていく参考書 兼 問題集です。
全て四谷大塚の公式サイトから通販可能です。
問題の品質、解答の品質ともに非常に高く、他の市販参考書の追随を許さないレベルです。
カリキュラムが明確に定められており、第一回から順番に進めていくだけで良く、家庭学習に組み込みやすいのも高評価ポイントです。
解説が丁寧だから1人で進められたよ!
進め方の例
正規の進め方は本編、演習問題集、最難関問題集を回毎に並行して進めるはずです。
我が家では多少異なる進め方をしています。
ちなみに息子は本編を一切やっておりません。
ちょっとイレギュラーなやり方だと思いますが、一応そちらも御紹介させて頂きます。
基本的な進め方の方針
自学自習で進める
分からない時はSharari-manに問い合わせる
教科書ぴったりトレーニング中3までの学習で自学自習の方法を指導しているため、このような進め方が可能になっております。
息子の場合
予習シリーズ開始時点の履修済み項目は以下の通り
- 教科書ぴったりトレーニング中3まで
- トップクラス問題集4年
- 自由自在問題集
- 四谷大塚Aライン80偏差値50前後の中学過去問
よって、予習シリーズ6年までの中学受験範囲は 基本・典型題など一通り履修済みの状態でスタートしました。
自由自在問題集では網羅しきれていない範囲もありましたので、それらは演習しながら学びました。
ちなみに改版の過渡期に購入したため、最難関問題集ではなく旧版の応用演習問題集などを使用しています。
以上の事から本編には殆ど取り組まず、最難関問題集5年、6年の上下と入試実践問題集【難関校】、算数難問題集を進めました。
問題集を進めた順番は以下の通りです。
- 最難関問題集5年上
- 最難関問題集5年下
- 最難関問題集6年上(実力完成問題集)
- 最難関問題集6年下(応用力完成問題集)
- 入試実践問題集【難関校】
- 算数難問題集
全ての問題集を復習として2周以上しています。
基本は全て出来ている状態からのスタートでしたので、特に問題無く最難関問題集から進められました。
凄く大事なポイント
「問題無く」というのは 全ての問題が初見で完答出来る状態 ではありません。
途中まで解き方が分かる問題が大半の状態です。
全く手も足も出ない。解答を見ても意味が分からない問題だらけ
という状態は適性ではありません。
問題集の適正/不適正の判断の目安は以下のように考えています。
大問で言えば(1)は解けて、(2)から解けない。でも解答を見れば分かる
というようなイメージです。
■簡単すぎる例
全ての問題が初見で解ける問題集
■適正難易度の例
大半の問題が途中までは解けて、解答を見れば全て理解出来る。一部の問題は指導者の解説によって理解出来る。
■難しすぎる例
殆どの問題が解答・解説を見ても理解出来ない。
殆どの問題が大問(1)から解けない
道場生の場合
予習シリーズ開始時点の履修済み項目は以下の通り
- ぴったりトレーニング中学3年まで
- トップクラス問題集4年
本編は参考書として使用するのみで問題集としては殆ど使っていません。
Sharari-manが解説する時に使ったり、道場生が家で読み理解する用です。
ぴたトレ中3までの学習によって抽象化・一般化が出来るようになっておりましたので、殆どの解法について理解がスムーズでした。
問題集を進めた順番は以下の通りです。
- 演習問題集5年上
- 最難関問題集5年上
- 演習問題集5年下
- 最難関問題集5年下
- 演習問題集6年上
- 最難関問題集6年上(実力完成問題集)
- 演習問題集6年下
- 最難関問題集6年下(応用力完成問題集)
- 入試実践問題集【難関校】
- 算数難問題集
演習問題集以外は2周しています。
ぴたトレの成果なのか演習問題集は一部の問題を除いて非常にスムーズに進んだため、1周した後に間違えた問題を復習しただけです。
予習シリーズは本編、演習問題、最難関問題を並行して回毎に進めていくというのが正規の流れだと思いますが、算数道場では演習問題集をやり切ってから最難関問題集という流れで進めました。
これは演習問題集は簡単な問題が多いため、必要工数で考えた場合のボリュームは少なく1周で1ヶ月もかからない。よって高速で回して定着させる方が良いと判断したためです。
- 演習問題集1周目
基礎的な解法を掴み理解し、問題に慣れる - 最難関問題集1周目
応用的な解法を掴み理解し、問題に慣れる。また基礎を定着させる。 - 最難関問題集2周目
応用的な解法を理解し、定着させる - 最難関問題集3周目
3周目以降は間違えた問題のみをピックし、全て正解するまで続ける。
という基本方針で進めています。
【自学自習中に解説を見ても理解出来ない問題があった場合の対処方法】
- ZOOMでSharari-manに聞く
WEB会議システムでホワイトボードなどを使って説明します。 - LINEでSharari-manに聞く
Shari-manが書いた解説を写真に撮りLINEで返信する。 - Sharari-manの家のポストに分からなかった問題を投函する
sharari-manが回答を分かりやすく書いてお子様の家に投函する。 - Sharari-manが説明に行く
全員自転車で行ける範囲の御近所なので家まで出張説明に行きます。 - 親御様が説明する
理系の親御様で説明できる方は親御様が説明/解説する場合もありました。
簡単に書いていますが、息子を含めて最大で5~6名ほど同時に指導していますので中々大変です・・・
たまに父さんはフラフラになっているよ!
そんな時は僕と筋トレをしてリフレッシュしているようだよ!
今一緒に指導を手伝ってくれている方が1名入らっしゃるのですが
この作業を無償で実施するなんて正気の沙汰とは思えないわ・・・
楽しいから良いじゃない!
最大5~6名と言っても、全員が予習シリーズをフルでやっている訳では無く、中学受験の予定が無いお子様は高校数学を進めております。
静岡県内中学受験の場合は、予習シリーズ5年を完璧にすれば十分です。
予習シリーズだけで良いのか?
以下の記事を御参照下さい。
基本的には予習シリーズだけで問題無いと考えておりますが、補強用に他の問題集に取り組むのは良いと思います。
ただし、予習シリーズの全単元をやり切らず、他の参考書や問題集に移った場合、普通は学習モレが発生します。
このモレを把握するのは非常に大変です。少なくとも予習シリーズ5年までは全てやり切った方が良いです。6年は新規単元が殆どありませんが、余裕があれば6年上まで仕上げれば単元モレは無いと思います。
関連記事とリンクなど
【四谷大塚公式】
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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