さて、表題の件です。
本ブログでは教科書ぴったりトレーニングをお勧めしておりますが、実際のところ、教科書準拠系の問題集であれば何でも良いと考えております。
教科書ワークでも公文式でもお子様が取り組みやすく、親御様が教えやすい教材でしたら何でも良いです。
教科書準拠が良い という訳ではなく、本質的には 過剰に難易度が高くなく親子で取り組み易い問題集 が良い という主張です。
教科書準拠問題集は殆どがそれを満たしている。だから教科書準拠がオススメ という論法です。
さて、中学数学の単元は以下の通りです。
我が家では 啓林館版の教科書ぴったりトレーニングを使用しておりました。
中学1年
- 正負の数
- 文字と式
- 方程式
- 比例と反比例
- 平面図形
- 空間図形
- 資料の分析と活用
中学2年
- 式の計算
- 連立方程式
- 1次関数
- 平行と合同
- 三角形と四角形
- 確率
中学3年
- 多項式
- 平方根
- 2次方程式
- 関数
- 相似な図形
- 円
- 三平方の定理
- 標本調査
進め方の注意点など
さて、これらの記事に書いていない細かい注意点を少し。
公立の数学学習カリキュラムは中々良く出来ています。
中学数学も高校数学も順番に進めていけば、必要な事が順序良く理解出来るようになっています。
焦らずに 反復学習をしながら、理解を深め、少しずつ前進していく事
がとても大事です。
学習学年は中学の学習カリキュラム変更でズレている場合がありますので御注意下さい。
中学1年
- 正負の数の計算は何度も繰り返し実施し、算数の四則計算と同じレベルで計算出来るようにする。
- 文字と式、方程式も慣れるまで時間がかかります。焦らず簡単な立式を何度も繰り返し、抽象化の概念を理解する。簡単な類題を何度も繰り返し、立式の訓練を積む事が重要です。
- 平面図形、空間図形は中学受験組にとっては簡単ですが初見のお子様にとっては意外と難しいものです。焦らず、「なぜそうなるのか?」を理解しながら進める。
中学2年
- 式の計算、連立方程式は難所です。作業として覚えるだけなら簡単ですが、「なぜそれで答えが出るのか?」まで理解するのは意外と難しいものです。まずは繰り返し実行し、作業として覚えても良いと思います。最初は文字式に嫌悪感を抱かせないのが大事だからです。慣れてきたら、少しずつ概念理解を進め、「なぜ答えが出るのかわかった」という状態を目指して焦らず進めてみて下さい。
- 合同は中学受験組にとっては簡単ですが、初見では中々難しいものです。
幾何の問題は対頂角、錯角、同位角などの概念をしっかり理解させ、合同条件なども確実に暗記しましょう。 - 確率は「場合の数」の訓練です。樹形図、順列、組合せについて少しずつ学びを深めましょう。
場合の数は習熟に時間がかかります。すぐに出来なくて当たり前と考え、何度も繰り返し学習します。
樹形図を書きながら、順列と組合せの違いを理解し「あぁ組合せはダブリを消去しているだけなんだな」というところまで理解出来ると良いでしょう。
中学3年
- 平方根が登場します。初めての概念ですから難しく感じるお子様も多いでしょう。
√の概念をしっかり理解し、整数と同じように扱えるまで反復学習をすると良いでしょう。
平方数をしっかり覚えていないと処理出来なくなりますから、1~25程度の平方数はしっかり暗記します。 - 二次方程式、二次関数は山場です。
解の公式などを暗記する必要もあります。解の公式も最初から導出までさせるのは大変ですから、まずは丸暗記します。解の公式を覚えると 因数分解出来るものも解の公式を使いたがる場合があります。
因数分解を素早く実行する技術が重要ですから、因数分解も繰り返し練習しましょう。 - 相似な図形も中々の難所です。
相似・合同などの幾何の問題は簡単に身に付く単元ではありません。
すぐに出来るようになりませんから、気長に、継続的に反復学習をする事をオススメ致します。
受験算数に取組んでみても良いでしょう。
円周角の定理も高校受験で頻出ですから、自由自在に使えるようになるまで反復学習しましょう。 - 三平方の定理は相似・合同を学んだ後でしたら自分で導出出来るはずです。
公式を丸覚えするのではなく、導出まで学ぶと良いでしょう。
あとがき
さて、ぴたトレ本体にも学び方や解説が詳しくのっておりますので、少しだけ注意点を書いてみました。
読者様の方で
「**の単元の教え方が知りたい」
「**の単元の反復学習のやり方が知りたい」
などの御質問がありましたら、問い合わせを頂ければSharari-manから返事をさせて頂きます。
受験算数に比べれば中学数学は平易で学習しやすい設計になっています。
とはいえ、殆どの親御様は先取り学習初心者ですから、「進みが悪い」と悩んでしまう事もあるでしょう。
小学生で中学生の内容まで学習出来ているのですから、充分なペースで進められています。
あまり焦らず、少しずつ進めていけば良いと思います。
我が家の事例や他のブログ記事の事例を見て「ウチは進みが悪い」なんて焦る必要はありません。
環境が違えばお子様の成長度合いも違います。
絶対評価でお子様の成長を喜び、楽しく家庭学習を進めていけば、少しずつ数学の理解が進むはずです。
焦らず 楽しく 笑顔で 反復学習に取組んでみて下さい。
1回で身に付けられる なんていうのは甘い考えです。
何度でも笑顔で楽しく
何度でも 何度でも 何度でも です。
Sharari-manの大好きな玉置浩二さんの音楽でも聴いて、リラックスしながら学習に取組んでみて下さいね。
玉置浩二さんの歌はヘッドフォンかイヤホンで聞くのがオススメです。
ヘッドフォンじゃないと感じられない 息遣いが絶妙なんですよね。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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