2024.2.25 加筆修正
さて、表題の件です。
難関中学合格のためには算数と国語で高得点を取る事が重要になります。
配点が高い事もありますが、習熟に時間がかかる事も理由の一つです。
算数・国語が苦手で学習していなかったお子様が急に出来るようにはなりません。
よってコツコツ努力してきたどうかが試される科目とも言えます。
算数で言えば 難関中学受験のためには、まずは芝・本郷レベルの問題を安定して解ける状態にするのが第一目標と考えています。その次に駒場東邦ですね
問題の難易度(制限時間も含む)は
芝・本郷<駒場東邦・渋幕・麻布<灘・筑駒
のようなイメージになります。問題の難易度は年度によって多少は上下しますから目安とお考え下さい。
ぴたトレルートで中学数学を学ぶメリット
さて、前提として、中学数学を学ぶ事は以下のようなメリットがあります。
- 中学受験を撤退しても高校受験で役に立つ
- 中学受験算数の特殊算が殆ど解ける
- 指導者と数式で意思疎通を図れるため説明~理解がスムーズに進む
- 抽象的な概念が身に付き、脳内で数式を用いて考えられるようになる
Musuko、道場生共に中学数学~高校数学を履修したおかげで受験算数の理解が大変早くなったと考えています。
道場で実績のある ぴたトレルート
- 条件A
過去問は模試形式で時間制限有り - 条件B
各教材は時間無制限で自分一人で全部解ける状態 - 条件C
得点率は最低でも〜 という意味
私の体感と違う!!
我が子の印象と違う!!
というご意見もあるかと思いますが目安という事でご勘弁下さい。
ぴたトレ中3 +トップクラス4年 まで終了
■芝・本郷レベル
中学範囲の知識を使えばそれなりに解ける問題も多く ミスが無ければ4~5割程度は狙える
解法を知らず、解けない問題も多い
予習シリーズ5年+図形の必勝手筋 まで終了
芝・本郷レベルは7割〜
駒場東邦レベルは5割〜
かなり多くの問題が解けるようになっていると思います。
整数問題などでは数学で学んだ内容も力を発揮します。
予習シリーズ6年+図形の必勝手筋 まで終了
芝・本郷レベルは9割〜
駒場東邦レベルは7割〜
灘・開成・筑駒レベルは3割〜
最難関レベルはまだまだ得点率が低い状態です。
灘は年度によっては3割程度しか取れない事もあると思います。
特に時間制限が厳しいです。解けない問題が多いというよりは時間が足りなくて解けない事が多いと思います。
私の体感ではこの程度の得点率になるかと思います
灘中学の過去問をやってみたら全然時間が足りなくてびっくりしたよ!
年度によって上下しますからあくまで目安。
息子と道場で指導しているお子様の実績はこの程度です。
※あくまで最低ラインです。例えば灘で6割くらい取れる時もあります。
予習シリーズ6年 算数難問題集までクリアーすれば中学受験算数を解くために必要な知識は身に付いていると思います。
予習シリーズの後は以下のような能力を過去問演習で身に付ける事で本番で戦えるレベルになると考えています。
- 知識をスピーディに引き出す能力
- 出題形式に合わせた時間配分
- 捨て問の判断力
- 記述の部分点を取るテクニック
- メンタル強化(焦らない)
身に付けるための手法としては
- 時間制限有りの過去問演習
- 時間半分での過去問演習
を通じて
知識をスピーディに引き出す能力
出題形式に合わせた時間配分
捨て問の判断力
を養います。
- 部分点を取るための記述の指導
記述の部分点を取るテクニックを養います。
指導経験の無い親御様には指導が難しい部分です。
自身が無い場合は、この部分だけでも個別指導や家庭教師に頼っても良いと思います。
- 実戦形式の過去問演習
- 塾の公開模試
- 努力したという自信
- 算数を楽しむ(普段から楽しく!)
によってメンタルを強化します。
公開模試などで「知らない人だらけの場所でテストを受ける」という経験を積むと良いと思います。
また、普段から学習を楽しんでいるお子様はテストで緊張しないように思います。
6年の初旬までに予習シリーズ算数難問題集までを終える事が出来ていれば、過去問演習とこれらの仕上げ学習に余裕を持って取り組めると思います。
教科書ぴったりトレーニングを利用したルートと中学受験算数の関係を紹介させて頂きました。
中学受験算数は大変難しく、中学数学~高校数学基礎をマスターした程度では高得点は難しいのが実情です。
しかし、数学の先取り学習を通じて得た 知識・論理的思考能力は受験算数にとっても大変有用だと考えております。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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