さて、本記事はふくしま式「本当の語彙力」が身に付く問題集のレビュー記事です。
問題集概要
- 発行社 大和出版
- 144ページ
- 税込み 1540円
- 語彙力学習のための問題集
- 対義語を主軸に語彙力を増やしていくコンセプト
難易度
レベル1~4 の構成
- レベル1 低学年~(速い⇔遅い、高い⇔低い など)
- レベル2 低~中学年向け(肯定⇔否定、未だに⇔既に など)
- レベル3 中~高学年向け(理想⇔現実、能動⇔受動 など)
- レベル4 中~高学年向け(独創⇔模倣、謙虚⇔傲慢 など)
漢字を先取りしていて、6年生まで完了しているお子様であり、読書好きであれば充分低学年から学習可能です。
挿絵などは殆どなく、文字がビッシリ書かれた問題集ですので、活字が苦手なお子様は厳しい内容です・・・・・。
★全体 ⇔ 部分 (全面⇔一面、根幹⇔枝葉 など)
★抽象 ⇔ 具体 (括る⇔解す、一般化⇔特殊化 など)
のような形で主題が決められており、それに関連する語彙が対義語としてまとめられています。
一つの主題に対して 6~7個程度の語彙が記載されておりますので、概ね600~700語の学習が出来ます。
その他、文章中にも様々な語彙が適度に挟まれておりますので、低~中学年であれば、1000語程度の語彙を学ぶ事が出来ます。
まとめると学べる語彙量は
主題語彙数のみ:600~700語
関連語彙数含む:1000語
程度です。
出題範囲と網羅性
日常会話や書籍中で非常に高い頻度で使用されている語彙が収録されており、基本的な語彙を学ぶのに大変優れています。
中学受験レベルで考えると、語彙数は不足していますが、低~中学年で学ぶレベルとしては充分だと思います。
推奨時期
レベル1~2:小3~4程度の漢字学習が終わった段階
レベル4まで:6年生までの漢字が一通り終わった段階
読書好きであれば、漢字が終わっていなくても本書に取り組みながら漢字を覚えても良いと思います。
漢字を全然覚えていない状態だと、漢字から熟語の意味を推察出来ないので、学習効率が悪いと思います。
漢字と熟語の繋がりを理解した方が効率良く学習出来るので、漢字学習後がオススメです。
我が家の場合、小2の終わり頃から取り組みました。
何周もして、普段の生活で使わないと語彙は使えるようになりません。
長期休暇などを利用して、短期間で何周もする事をオススメ致します。
また
覚えた言葉はどんどん使ってみよう
という声掛けも大事だと思います。
語彙力関連書籍
個人的にはマンガの語彙本が最もオススメです。
マンガであれば絵から状況を想像出来るため、低学年でも言葉の意味を理解しやすいです。
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我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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