さて本記事は特訓ドリルシリーズのレビュー記事です。
教科書ぴったりトレーニングの復習に良く使っていたよ!
特訓ドリルシリーズ 問題集概要
- 発行社 受験研究社
- 100ページ前後
- 1枚ずつはがして使える書き込み式ドリル
- 税込み 792円
頻繁に更新されているようなので、我が家で実施した時とは多少内容は異なる可能性があります。我が家では苦手分野の補強に使用していました。
1ページ毎に切り離し可能で書き込み式なのが魅力です。
学習初期の子供にとって 「取り組み易い」というのは大変大きな魅力です。
最初から字がびっしりのチャート式のような問題集に取組めるお子様は小数派だと思います。
難易度
- 該当学年の教科書ぴったりトレーニングと同レベル~やや難
- 該当学年の予習シリーズの演習問題集と比較して易しい
- 1学年下の予習シリーズの演習問題集の基本~練習問題と同レベル
- トップクラス問題集3年 = 特訓ドリル5年というイメージ
- 小5からは特殊算(消去算、倍数算など)の登場有り
- 小6になるとニュートン算なども出題されます。特殊算は一通り学ぶ事が出来る
- 中堅中学の過去問からの出題も有り
難易度の目安は
ハイクラスドリル小4 ≧ トップクラス小3 ≧ 特訓ドリル小5
ハイクラスドリル小6 ≧ トップクラス4年 ≧ ハイクラスドリル小5 ≧ 特訓ドリル小6
実はハイクラスドリルは結構難しいです。
小6 ハイクラスドリル 最上級問題 はトップクラス4年のトップクラスと同レベルくらいだと思います。
~中堅中学までの過去問抜粋中心です。
出題範囲と網羅性
中学受験難関校に求められる範囲 を基準にした場合の網羅性です。
- 該当学年の公立小学校での履修範囲は網羅されています。
- 中学受験基準で考えると 四谷大塚Aライン80偏差値で 40~45程度の学校であれば対応出来る網羅性
- 中堅~難関中学受験では本書だけでは難しい
推奨時期
家庭学習のみの方
- 教科書ぴったりトレーニングの進捗に対して1学年下に取り組むとちょうど良い難易度
例) ぴたトレ小5を終えた後に、特訓ドリル小4 - トップクラス3年が終わった後に小4、小5特訓ドリルを開始
- トップクラス4年終了後なら小6特訓ドリル
- 予習シリーズ該当学年の1~2学年先くらいがちょうど良い難易度
予習シリーズ組はそのまま最難関問題集か応用演習問題集をやった方が良いと思います。
特訓ドリルとハイクラスドリルの魅力は ヒマな時にちぎって
「これやってみる?」
と気軽に取り組めるところです。
1ページ当たり10~15分で終わる内容なので朝学習あるいは復習にも良いと思います。
我が家のルートは
ぴたトレ中3までと並行して特訓ドリル
⇒ トップクラス4年 と並行して ハイクラスドリル小5~小6
というルートでした。
ただし全問やっておらず、復習に使っていたという感じです。
通塾組
- 塾のテキストを完璧にした方が良い。
以上の事から塾に通われている御家庭では本問題集に手を出す必要は無いように思います。
活用するのであれば
気分転換や復習目的でしょうか。
良い点
- 公立小学校よりもやや難しいレベルの問題なので通塾していない方も取り組み易い
- 1枚ずつちぎって使える構成ですから、スキマ時間に取り組み易い
- 子供が取り組み易いように配慮されたレイアウトになっている事
悪い点
- 難問は少なく本書だけでは中学受験への対応は難しい
- 解答がやや不親切で子供にとってわかりにくい箇所もある
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我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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