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素人と商売人の意見(情報)に対する向き合い方

さて、本記事は親という立場から様々な情報への向き合い方、そして正しく判断をするための学習について話をしようと思います。

目次

素人の意見

「素人の方」 とは教育を生業としていない方 という意味です。
本ブログを含めた多くの素人の方が様々な学習記事を書かれています。

本ブログの 被験者数は おおよそ n=9 程度です。

殆どの素人の方が運営しているブログの記事は n=1 or 2 程度でしょう。

統計的には両者とも殆ど信憑性が無いと考えて問題ありません。

Okusama

こんな事例があったのね~

程度に考えるのが正解です。

様々なブロガー様の記事を見ていると、学歴差別や学校差別をされている方がいらっしゃいます。
一方で公明正大に素晴らしく有益な情報ばかりを掲載されている方もいらっしゃいます。

しかしながら、一般的にこれらの情報を見た時に真偽、あるいは有用無用を正しく判断する事は難しいと思います。

例えば正しく判断をするためには以下のような姿勢が必要です。

情報弱者にならないために普段から情報収集に努める姿勢
権威バイアスが自身に存在する事を認識し、客観的に物事を分析出来るよう努める姿勢
道徳観・一人で学び進める力をお子様と一緒に鍛え続ける姿勢

これらの学習姿勢から得られた能力を用いて 親御様それぞれが

その情報が正しいかどうかを能動的かつ客観的に判断し、それに基づいて行動出来る力を身に付ける事が大切です。

そして、その能力は子供にとっても大変有益でありますから、子供にとって良き手本となる事でしょう。

以下の内容では 意図的に悪い点を強調して記載しています。
意図的に悪い点を強調していますから、是非御自身で「本当にそうか?」と考えてみて下さい。

商売人の意見

企業ですから、従業員の生活を維持する義務と責任があります。
そこで働く従業員は基本的に背任行為をする事が出来ません。
背任行為とは 例えば
積極的に塾の悪評を流す事は出来ない
などが挙げられます。

従業員は
「積極的に塾に勧誘し、売上を伸ばさなければならない」
立場ですから、根本的に公明正大には成り得ないというのは承知しておいて頂きたい事実です。

身近な生活の例で言えば 家電量販店に冷蔵庫を見に行って、その商品の横に
「この冷蔵庫は良く冷やす目的で大量のエネルギーを消費するため、凄く燃費が悪く省エネではありません」
とは書いていないでしょう?

「とっても良く冷える冷蔵庫です!」
と書かれているはずです。

商売人の意見とは意図的にバイアスがかけられている、あるいはミスリードしているものだ という認識は必ず持っておいて頂きたいと思います。
この認識が無ければ判断を誤る確率が非常に高くなります。

個人事業主の例

さて、元SAPIX、元浜学園など様々な個人塾経営者がブログ記事を執筆されています。

マーケティングの観点から分析すれば明らかですが

  • 塾だけでは難しいという不安感を煽る
    直接的に煽る場合もありますし、客観的らしく見えるデータを用いて煽るケースもあります。
  • 高額だがきめ細やかな個人指導で集団授業では出来ない事が出来ると喧伝する

というマーケティングにおける常套手段を用いています。
不安感を煽り、その不安を払拭出来る何かを提示するという手法です。

良い点だけでなく、小さな悪い点を言う
「きつかったよね」「しんどかったよね」と寄り添う姿勢で心のスキマに忍び込む

小さな悪い点を言う というのも 公明正大さをアピールする マーケティングの常套手段です。
例えば
高い合格率を提示した後に、「一部付いてこれないお子様もいらっしゃいました。」と伝え具体的な退塾率は伝えない。

などが挙げられます。

もっと悪質な例では 別アカウントを作成して 同意する旨のコメントを投稿し 印象操作を積極的に行う方もいらっしゃいます。

大手塾の例

高い合格実績を高らかに喧伝している塾が多いですが、非常に悪意に満ちた掲載手法を取っている場合が殆どです。
複数の学校に合格したお子様の実績を全て重複して掲載しているのは当然ですが、模試を受けただけの外部生や夏季講習だけを受けた外部生を含めている場合があります。

合格実績・優れたカリキュラムなど有益な点を積極的にアピールしてこられます。
一方、個人事業主と同じく、小さな悪い点 を伝える事で 公明正大さをアピールされます。
これは詐欺という訳ではなく、マーケティングのテクニック といって良いでしょう。

悪い点を中心に書いていますが、当然良い点も沢山あります。
どこが良い点かは 御自身で調べた上で判断されると良いでしょう。

また悪い点についても、「これは本当に悪い点なのか?」と自分自身で考えられるのもとても良いと思います。
得られた情報に基づき自分自身で判断する という能力が非常に重要です。

Okusama

自分自身で考える事を放棄せず、誰かに依存し過ぎず、「本当にそうか?」と考え続ける事が大事ですね。

Sharari-man

クリティカルシンキングで言うところの MECE(モレなく、ダブリなく) を意識しながら考えると、「本当にそうか?」の答えが見えやすくなりますよ。
クリティカルシンキングは大変オススメ出来る能力です。

権威バイアスの影響を意識し続ける

有名塾講師が~と言ったから・・・それは素晴らしい事
有名ブロガーが~と言ったから・・・それは素晴らしい事
尊敬している方が~と言ったから・・・それは素晴らしい事

このように 自分が畏敬の念を抱く相手の発言は 完璧に客観視する事が困難であり、権威バイアスによる上方修正されてしまいます。

逆に 自分が対等あるいは低くみている(無意識に)相手の発言は 素晴らしい発言だったとしても下方修正されてしまいます。

完璧に権威バイアスの影響を受けずに客観的に判断する事は難しいものです。

よって自身が受ける第一印象には権威バイアスがかかっていると認識し、客観的に評価する必要があります。

Okusama

私は相手の権威に考えを変えたりしていないよ

と思うかもしれません。

しかし、無意識のうちに上方修正・下方修正しているものです。少し意識すれあ権威バイアスがかかっている事が御理解出来ると思いますので、会社での仕事中などに意識してみて下さい。

情報への向き合い方

  • 情報は鵜呑みにせず、必ず能動的に調査を行い、自分自身で良し悪しを判断する。
    自分自身だけに限定せず、信頼できる仲間に判断を仰いでも良いでしょう。その場合は利害関係の無い信頼出来る仲間を推奨致します。
  • 権威バイアスによる補正がかかっていないかを常に意識する。
    東大生・ハーバード生・医師・弁護士など社会的権威のある方が言っている事が必ず正しい訳ではありません。重要なのは学歴ではなく その人が話している内容です。
  • 常に様々な業界・業種に向けてアンテナを張り、情報収集に努める。
    例えば日本経済新聞やSPEEDAなどの情報収集ツール(有料)を用いて、積極的に情報収集に努める。
    有料の情報収集ツールは高額ですが、かなり有用な場合が多いです。
    帝国データバンクなども企業情報収集には良いツールです。
Sharari-man

現代は情報に溢れています。
嘘~真実まで様々な情報です。

Sharari-man

自分自身で判断するためには継続的な学習が必要です。
情報が無いという事は判断基準が作れない という事ですからね。

これは業務にも活かせる能力だと思いますので、是非積極的に情報収集を効率良く行うための訓練をしてみて下さい。

重要なキーワードは

「本当にそうか?」

です。考え続ける事が本当に大事だと思います。

我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。

ではまた!

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この記事を書いた人

日本で働く技術者です。
ブログ運営目的は我が家の学習情報提供を通じた社会貢献です。
地域貢献を兼ねて地域限定で算数の個別指導を行っています。

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