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家庭学習を始めた頃の思い出

さて本記事では我が家が家庭学習を始めた頃について掲載してみようと思います。

目次

開始時期

小学1年生の12月頃。

コロナ渦をきっかけに在宅勤務が増加したため家庭学習を開始しました。

開始当時の学力

本当に全く家庭学習をしておらず、幼稚園、小学校任せでした。
当然、塾や公文にも行っておらず家庭学習は学校の宿題のみという状態でした。

算数

足し算を指で数えて処理する状態。
学校のカラーテストは50点取れれば良い方。

国語

学校の漢字テスト、カラーテストは50点取れれば良い方。
ひらがな、カタカナもかなり怪しい状態。

理科・社会

全く何もしていませんでした。
日本地図も覚えておりませんし、理科にも全く触れておりません。

英語

全くのノー勉強。触れた事も無い状態です。

開始当時の能力

学力以外の能力です。

論理的思考力

皆無です。国語の勉強もしていないため会話のキャッチボールも怪しいレベルでした。

粘り強さ

多少は頑張る方だったように思いますが、「出来ない!」となるとすぐに諦めてしまい、中々続けられない状態でした。

集中力

15分くらいが限界でしたかね。
勉強を始めてもすぐに他の事が気になり全く集中出来ない状態でした。

学習習慣

全く身に付いておらず、毎日学習する事が定着するまでにかなりの時間を要しました。

体力

習い事、運動もしておらず、体力も無く、体育の授業でも皆に付いていくのに苦労しているようでした。

コミュニケーション能力

こちらは今現在も高いとは言えませんが、随分改善しましたね。
当時は友達とお話をするのも苦手で仲の良い友達は殆どおりませんでした。

当時の息子の能力に対する所感

同い年の子供達に対して、学力やその他の能力について未熟な状態でした。
学校のテスト結果からも分かりますし、普段の会話から未熟な事が見て取れる状態でした。

以下の記事でも記しておりますが、その原因は 100% 私にあります。

仕事を優先し、育児・家庭学習を疎かにした結果、息子の能力の発達を妨げてしまいました。
一緒に外出し、運動をする。これだけでも様々な能力が鍛えられたかと思いますが、殆ど家に居ない生活を送っていたため、何も助けになってやれていませんでした。

Sharari-man

この当時の自分の行いについては反省しかありません・・・・

Sharari-man

いくら忙しかったとはいえ、もう少しやりようはあったと考えています。

家庭学習を開始・・・

そんな状態から家庭学習を開始しました。
算数/数学を中心に国語・理科・社会・英語と全般的な学習を進めました。

また、ジョギング・筋トレ・サイクリングなどにも取組み体力の強化をするとともに、深められていなかった親子の絆を深めました。
サイクリングを通じて、本当に親子の絆が深まったと感じています。
長時間一緒に同じ事に取組む事で気持ちを共有出来ますし、ヒルクライムで山頂に辿り着いた時に得られる達成感を一緒に味わえます。これらは親子の絆を深めてくれたと感じています。

苦労した事

私は指導者として能力を高めるために学習をしました。
実はこの作業について「苦労した」と感じた事はありません。

一方、息子の能力高める事に対しては大変苦労しました。

マネジメントを経験された方ならば分かると思いますが、自分の能力を高める事よりも「他人を動かし、他人の能力を高める事」の方がよほど難易度が高いからです。

特に 
学習習慣を身に付けさせる事
集中力を高める事

に対しては苦労しました。

家庭学習開始当初は 「子供のモチベーションコントロール」に長けておりませんし、学習カリキュラムの構築手法も未熟でした。

「毎日楽しく主体的に家庭学習に取組む」という状態を確立するまでに1年程度は費やしたように思います。

集中力については今なお改善中ですが、学習習慣に関しては完全に身に付いたと思います。

当時から自身の感情コントロール術は社員教育などを通じて身に付けておりましたので、特に自身が怒りを感じたりイライラしたりする事はありませんでした。

学習習慣の身に付け方

「楽しい」と感じてもらう事が最も良いですが、難しい部分もあります。

例えば息子の場合、漢字の書き取りは大変嫌がりました。
道場のお子様でも「計算練習」を嫌がるお子様もおります。

内容は違えどお子様によって「嫌だ」「楽しくない」「苦手だ」という負の感情を持つ単元は必ずあると思います。

それを正の感情に転嫁出来れば良いですが、全ての案件で上手く行くわけではありません。

上手く行った事例をいくつか挙げてみましょう。

■息子の場合
漢字の書き取りが嫌い
一方で小説を読む事や星のカービィなどが大好きという特徴がありました。

そこで、漢字の書き取りで表現の幅を広げると、カービィを自分の思い通りに動かせるようになる事を教えました。
具体的には自分で物語を作り、小説を書いてみる事です。

これは息子には大変効果的でした。
見違えるように集中して、貪欲に漢字を学ぶようになりました。
「この気持ちを表現したい」
「そのために漢字を覚える」
このような良いサイクルが生まれました。

毎朝の漢字書き取りルーチンワークを嫌がらないで取り組むようになりました。

■道場生A君の場合
計算演習が嫌い
一方で皆で対戦ゲームをする事が大好きという特徴がありました。

そこで道場の皆で計算ゲーム大会を定期的に開催するようにしました。
カルタのように私が問題を読み上げ、最も早く計算出来た人がポイントを貰えるゲーム
計算小テストで早い順にポイントが貰えるゲーム

ポイントが溜まると Sharari-man特製賞状 と お菓子が授与されます。

大変モチベーションが上がり、毎日のルーチンワークをこなすだけでなく、主体的にそろばんに通うようになり、今では歴代の道場生の中でも最も計算が早い男になりました。

このように我が家と道場では
「嫌な事をクリアーしたから報酬が貰える」 
というシステムではなく
「嫌いだった事を好きな事に結び付けて楽しくなるように工夫する」
というシステムを構築する事が殆どです。

しかし、報酬系(いわゆるニンジンをぶら下げる行為)でも上手く行くケースはあると思います。

Okusama

勉強をしっかりしたらゲームをさせてあげるわよ!

Musuko

やるぞぉぉぉぉおおおおお!

となるお子様もいると思いますし、それで継続的に頑張れるお子様はそれで良いと考えています。
算数道場でもそのような方法を取る事もあります。

しかしながら全員がそれで継続的にモチベーションを保てる訳ではありません。

Okusama

勉強をしっかりしたらゲームをさせてあげるわよ!

Musuko

早くゲームをしたいから適当に終わらせちゃえ・・・
ふふふ・・・・

このようなケースもあるかと思います。

要は

お子様の特徴・特性を観察し、それぞれにとって最適な方法を提案し、学習習慣を身に付けさせる

という事になります。
万能な手法はありませんから、お子様によって手法を変える事が必要という事ですね。

あとがき

このように全く学力の無い状態からのスタートでしたが、まだ小学1年生でしたので十分にリカバリー可能でした。

ちなみに私は 指導者としての自己評価が高くない人間 です。

客観的に見ても 平均少し上 くらいかなぁと考えております。

一方で長年エンジニアとして培った

改善点を見つける力
管理能力
モチベーションコントロール術
楽しむ・楽しませる能力

には自信があります。30年以上取り組んでいますから。

このような長所を上手く活かす事で 教育もそれなりに上手くいっている ようです。

もしかしたら お子様によって 才能の違い があり、全員が息子や道場生のように急激に成長する事は難しいのかもしれません。

しかしながら、「昨日の自分」よりは誰しもが成長出来るはずです。

相対評価をあまり重要視せず、絶対評価で出来るようになった事を喜べば 平和な気持ちで親子で家庭学習に取組めるのではないかと思います。

Sharari-man

さぁ是非一緒に「楽しい家庭学習」に取組んでみましょう!



全然関係ありませんが、玉置浩二さんの公式動画です。
個人的に過去一番のカリント工場だと思います。
是非聞いてみて下さい!

我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。

ではまた!

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この記事を書いた人

日本で働く技術者です。
ブログ運営目的は我が家の学習情報提供を通じた社会貢献です。
地域貢献を兼ねて地域限定で算数の個別指導を行っています。

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