2024.2.27 誤記訂正など
さて、表題の件です。
具体的な事例として指導してきた各学習者の出発点を御紹介したいと思います。
本記事の主旨
Sharari-manの指導者としての手腕や優秀な子の成績を自慢したい訳ではありません。
高いモチベーションで家庭学習に取組む事でこの程度の能力が得られるという目安を提示する事が目的です。
特にMusukoと甥っ子は 家庭学習開始前は一般的(平均的)な学力の子であり、精神年齢で言えばやや幼いくらいです。Musukoはやや体格が大きめですが、早生まれ(3月)です。
才能が無い、地頭が悪いなどと考え、継続的に努力する事を諦めて欲しくありません。
高いモチベーションかつ正しい方法(効率の良い方法)で訓練を積めば、学問でもスポーツでも一定の成果は残せると考えております。
誰かに競争で勝つ事や高い偏差値を取る事ではなく、自分自身の成長に喜びを感じて欲しい。
自身を育ててくれた親・社会に感謝し、社会貢献の意義を理解し、実行するための力を身に付けて欲しい。
子供達にはそのように成長して欲しいと願っております。
Musuko
息子です。
学習記録は以下の記事を御参照下さい。
学習開始時期
小学1年生 12月~
学習開始時点の能力
家庭学習は一切実施していない状態。
学校の宿題は全て実施。
公立小学校のカラーテストで40点~60点程度。
足し算、引き算を指で数えており、非常に遅くかつ不正確。
連続学習は5~10分が限界。
学習後の能力
甥っ子
兄の子です。
現在高校生。
指導時は中学3年生
学習開始時期
中学3年生の5月頃~
学習開始時点の能力
四則計算が非常に遅く不正確。
分数,小数の計算が特に不正確。
文章題から方程式の立式が出来ない。
学習習慣が身に付いておらず、一人で長時間学習が困難。
中学2年の期末テストで数学が10点前後。
小学4年生~5年生あたりの内容で躓いており、そこからずっと算数~数学が苦手な状態です。
学習内容
5教科全て指導しましたが特に苦手だった数学に注力しました。
学校の授業は全く理解出来ない状態だったため、学校の教員に直接お願いし、数学の授業中にぴたトレで自習させてもらいました。
教科書ぴったりトレーニング4年生から開始し、中学3年までを約3ヶ月程度で終わらせました。
ぴたトレ後は公立高校入試演習、大阪C問題演習を実施。
その後、高校数学演習を継続的に実施。
毎日8時間程度は自学自習に取組みました。
オンライン指導です。
学習後の能力
中学3年11月の定期テストで数学満点。
数学を中心に仕上げていきました。理社はやや仕上がりが遅かったのですが、中学最後の学年末テストでは5教科で460点以上はあったかと思います。
担任の先生が大変驚いていたのを覚えています。
その後、進学校を受験し合格。
現在も数学、物理の指導をしています。
指導といっても、既に自学自習が身に付いているため殆ど放置している状態でして、難問の解説と参考書の紹介をする程度です。
備考
ZOOMで長時間接続しっぱなしで私と一緒に学習を続けるというスタイルで取組みました。
中々ハードな日程でしたが、意外と楽しそうに取り組んでいました。
どんどん成長していく自分自身に感動していたようです。
定期テスト0点レベルの子があっという間に公立高校入試で満点レベルまで成長したのだから楽しかっただろうと思います。
道場生A君
現在小学6年生
県外受験をしたお子様です。
学習開始時期
小学4年生の9月頃~
学習開始時点の能力
ごく普通の小学4年生。
学校のカラーテストで70~80点程度。
先取り学習は全くしていない。
中学受験生と比べれば計算は遅い。
ごくごく普通の平均的な小学生です。
学習を始めてから分かりましたが、謙虚で真面目に継続的に取り組む事が出来る稀有なお子様です。
学習内容
4教科+英語を全て指導しました。
学習ルートは以下の記事の通りです。
算数は教科書ぴったりトレーニング4年生から始めました。
記録によれば、4年生の間に中学3年まで終わり、高校数学と予習シリーズに入ったようです。
5年生の間に予習シリーズ5年~6年を終え、高校数学1A2Bの基礎まで終わらせました。
6年生になり、グノーブルの過去問演習を実施しながら、数学検定、英検にも取組ました。
学習後の能力
最難関算数で得点率 8割~
大手塾模試で志望校にどこを書いてもA判定
数学検定準1級、英検2級、技術士1次試験合格可能レベルの工学的知見
備考
非常に謙虚で素晴らしいお子様でして、Musukoと大変仲が良く、切磋琢磨して数学の学習を進めておりました。
特化型ではなくバランス型だと思います。
小学生でこれだけ自分を律する事が出来るのは大したものだと思います。
あとがき
- 努力出来る才能
- 勝利の愉悦がモチベーションの源
- 競争出来るライバルがモチベーションの源
こんな言葉を良く目にします。
努力出来る才能って何でしょうか?
辛い事、嫌な事をやり続ける事が出来る能力でしょうか?
私は無理です。
毎日何の目的も理由も無く過酷な運動をし続けようとは思いません。
皆様は出来ますか?
減量や健康といった目的や理由も無く、毎日、キツイ筋肉トレーニングを3時間実行する事が出来ますか?
私は絶対に無理ですね。
一方、私は10000m走のランナーでしたが、10000m走のタイムを短縮し、自分の記録を超えるという目的のためならばキツイ筋肉トレーニングや走り込みが出来ました。
良い記録を残したい、成長したい、自分に勝ちたいというモチベーションがあるからです。
どんな良い事があるか良く分からないけど・・・・偏差値の高い学校に行けば、何となく良い事がありそうだから、頑張りなさい!
死ぬ気で勉強しなさい!
どうでしょうか?
モチベーションがあがりそうでしょうか?
本当かどうか良く分からないけど、たぶん健康にいいから、毎日3時間筋肉トレーニングをして下さい!
死ぬ気で筋トレして下さい!
ジムで周りの人が頑張ってるでしょ!
あなたも死ぬ気で筋トレしなさい!
えぇぇ・・・・・
全然モチベーションが上がらないわ・・・・
お子様のモチベーションが上がらないとお悩み御家庭の方、このような状態になっておりませんでしょうか?
目的や理由が無ければ、中々人間はモチベーションを上げていけないものです。
将来の夢を叶えるため、成長するため、社会貢献するため、お母さんと一緒に学びたいから
何でも良いと思います。目的と理由が大事だと考えております。
また、目的と理由が誰かに偏差値や競争で勝つ事であり、それに対してモチベーション向上を感じる方は中々優秀な研究者や開発者になるのは難しいでしょう。
一部にはそのような方もいらっしゃると思いますが、研究者・開発者は基本的に孤独ですから、それではモチベーション向上の機会がありません。
最先端の研究や製品開発になれば、自分達以外に内容を理解出来る方は殆どいませんし、競争にすらなりません。
Sharari-manは新しい技術を開発し、道を切り開いていけるのは自分自身の成長や社会貢献にモチベーションを感じられる方であると考えています。
勝ち負けを競うのではなく、一緒に成長しようというマインドで共に進んでいける仲間にMusukoや甥っ子や道場生が今後出会えると嬉しいですね。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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