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社会の学習ルート

2023.10.28 誤記訂正など


さて、表題の件です。

本記事では我が家および算数道場における理科学習について述べてみようと思います。

読者様からご要望がありましたので、記事にさせて頂きましたが、【中学受験】に特化した内容では御座いませんので、その点は御承知おき下さい。

目次

前提条件

社会学習は国語の学習が進んでいないと困難です。
漢字・語彙が身に付いていないと本が読めません。

特に基本的な小学漢字が重要です。該当学年の伝記シリーズなどの簡単な本を読みつつ、まずは漢字学習に注力すると良いと思います。

図表の読み取り、論理的思考力を問う問題もありますから、算数の能力も重要です。

以下の記事で書いておりますが、算国あっての理科・社会だと思いますので、まずは算国を学習の中心に据えると良いと思います。

何でしたら5年生くらいまでは「予習シリーズの読書」「社会関係の書籍の読書」くらいでも難関校の受験に間に合う方が多いように思います。

最難関に合格した道場生も理社の学習を本格的に始めたのは新6年生あたりからです。

よって前提条件としては以下のようです。

算国を中心に学習を進め、算国の理解が進んだ段階で理社の学習を始めると効率が良い

小学4年生くらいまでは算国傾注で良いのではないかなぁと思います。

Sharari-man

「理社が大好き!!」というお子様は理社を進めても全然大丈夫です。
好きな事はどんどんやらせて上げた方がグングン伸びると思います。
ただし、社会学習については理科と違い、漢字学習が進んでいないと相当苦しいと思います。

我が家の進め方

基本的な学び方

Sharari-man

最初はとにかく地理の知識を詰め込む作業になります。
地理の知識あっての歴史だと考えております。
地政学的な内容を知っている事が歴史の暗記に有利に働く事が理由です。

Sharari-man

社会は暗記中心のため、作業になりがちですから、漫画・小説・動画授業・旅行などを通じて楽しく学べる工夫をするのが良いと思います。
後はとにかく 楽しく反復学習 ですね。
親子で一緒に覚えるつもりで クイズを出し合ったりして、楽しく取り組めば良いと考えております。

下のルートには紹介しておりませんが、家のあちこちにポスターを貼るのもオススメです。
多少は暗記に役立つと思います。

暗記用のカードを使っても良いと思います。以下のようなものです。
道場の場合は気に入ったお子様だけが使っている感じですね。必須ではないと思います。

学習ルート

道場では全員が本格的な社会学習をしていません。
一部のお子様は読書のみです。
社会の学習を希望するお子様のみです。現在は6名ほど社会学習に取組んでいますね。

道場生が取り組んでいるルートは以下の通りです。
Musuko氏はSharari-manの迷走もあり、他教材にも取り組んでいましたが、道場生は以下の教材のみです。

日本地図パズル

スマートフォンのアプリです。都道府県学習にはこれが一番オススメです。
これで息子は都道府県の形と場所を完璧に記憶しました。
道場生も全員これで完璧に記憶出来ました。

Z会グレードアップ問題集

難易度はそれほど高くなく、カラーで見やすくお子様受けが良い問題集です。

1・2年と3・4年を処理するようにしておりますが、気に入った一部のお子様は5年、6年まで実施しています。
導入に丁度良い難易度になっていると思いますのでオススメです。

本問題集が完璧でしたら、中堅~最難関でも多少は得点出来るようになります。受験者平均はいかないと思います。

SAPIX白地図トレーニング帳

本書の内容が完璧になれば、日本の地図は頭にインプットされたと考えて良いでしょう。
設問に答えられるかどうかは別ですが、まずは地名とその場所を脳にインプットするのが大事です。

見開き2ページ/日 くらいで進めれば 15分/日程度で終わると思いますので、 2~3ヶ月間、反復していれば道場の全てのお子様が脳にインプットされました。

補助教材

以下の記事に色々と記載しております。

演習教材について

中学受験をされる場合、演習教材は予習シリーズだけで充分なレベルです。

最難関問題集まで演習を進め、完璧にすれば難関校は充分対応出来るように思います。
定着用にコアプラス・メモチェを併用する形になるかと思います。

仕上げとして志望校に傾向が似た学校を含めた【過去問演習】を繰り返すと良いでしょう。
この【傾向が似た学校】を個人で調べるのは思いの他大変です。ここは塾を頼るのが楽な部分ですね。
例えば短期間だけ大手塾系列の個別指導塾に通い、情報だけを得るという戦略も良いと思います。

中学受験をしないルートの場合は一通り中学受験範囲を学んだ後に、高校入試演習を実施しても良いかと思います。

予習シリーズ・社会は 公立高校入試より難しいです。
一部、世界史で学習範囲外の部分がありますが、殆ど網羅されていますから、世界史関係を補填すれば公立高校入試は高得点~満点が可能です。

よって 予習シリーズ・社会は 実質 中学社会の先取り と考えて良いでしょう。

また、地理範囲については大学受験でしか問われないような内容も出題されていたりしますから、予習シリーズをしっかり学んでおけば、少なくとも高校まで社会で困る事はないと思います。

難関私立中学出身の方が 「社会は短期間で学習してセンター試験得点率は9割」 とYOUTUBEなどで話をしているのを良く見かけます。

これは多くの場合、中学受験で学んだ貯金があるためだと考えております。
暗記力の高い小学生時代にこれだけの内容を詰め込んでいれば、大学受験(地理 or 日本史)あたりは、かなり有利に働くでしょう。

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あとがき

Sharari-manは社会の暗記作業は好きではありません。
特に歴史の暗記ですね。

年号や人名などを正確に覚える理由が不明だからです。
概要を理解していて、「資料を見れば分かる」レベルで問題無いと思うのですけどね。

歴史学者同士が会話をする際には暗記していないと困るかもしれませんが、そのレベルを全員に求めるのはちょっと違う気がします。

このように大人が見ても「こんなの覚える必要がある?」という内容が多くあります。

それを子供達に覚えさせるという事で 若干罪悪感があるのも事実です。

よって中学受験をしないお子様に対しては、予習シリーズの問題集を完璧にする事を求めておりません。

Sharari-man

復習で7割くらい取れて、歴史の流れや政治の流れが分かっていれば良い

このような感じで進めております。

中学受験をしないお子様の場合は高校受験の時に覚えなおせば良い、という事ですね。

中学受験をする場合は、徹底的な反復学習を実行する必要があります。
グラフの読み取り、考察・記述など思考力系の問題は 算国理が得意なお子様でしたらそれほど苦にしないように思います。

最難関中学レベルの社会は2名ほどしか指導しておりませんが、2名は上記のルートで学習を進めた結果、安定して高得点を取る事が出来ました。
算国理が得意な状態でしたので、記述も苦労しませんでしたね。

やはり社会につきましても 算国 の学力が高い状態の方が効率良く学習出来ると思いますので、算国傾注がオススメです。

我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。

ではまた!

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この記事を書いた人

日本で働く技術者です。
ブログ運営目的は我が家の学習情報提供を通じた社会貢献です。
地域貢献を兼ねて地域限定で算数の個別指導を行っています。

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