さて本記事は トップクラス問題集【国語】3年のレビュー記事です。
中学受験界では有名なトップクラス問題集シリーズの国語です。
表紙
本書の特徴
目次
問題集概要
- 発行社 文理
- 220ページ
- 税込み 1430円
- 標準、ハイクラス、トップクラスの三段階で構成された難易度別の問題集です。
- 読解文の内容は様々な知識の拡充に繋がるモノが選定されており、良問が多い。
- 低〜中学年向けの読解問題集としては大変優れていると考えており、オススメ出来る問題集です。
難易度
標準問題
公立教科書レベルとなっていますが、公立小のカラーテストよりは確実に難しいです。
標準問題で厳しく感じる場合は1学年下のトップクラス問題集から始めた方が良いです。
ハイクラス問題
少し難易度の高い問題です。
標準との差が中々大きく感じられます。
記述問題が増加し、嫌悪感を示すお子様も多いと予想されます。
このあたりからは粘り強く親御様が指導する必要が出てくると思います。
トップクラス問題
小学3年生としては大変難易度の高い問題です。
問題文が長く、設問もやや複雑な言い回しになります。
記述中心の問題構成となっており、お子様が一人で解き進めるのは難しいかもしれません。
国語の読解問題は指導者の解説が肝要だと思います。
親御様の腕の見せ所とも言えますし、外注した方が良いとも思えるところです。
難易度が高めの問題集ではありますが、同シリーズの算数と比較すると、取り組み易い内容になっていると思います。
算数はかなり難しいです。
ただし、国語もトップクラス問題集小4に入ると公立小学校では習わないような内容が出てきます。
※習っても軽く触れるだけのような内容
良い点
- 大問1題当たり約20分程度で終わるため、朝学習に取り入れやすい事
- 主題選定が良く、様々な学習に繋がる。単純に読書用書籍として優秀である事
- 解答が丁寧で親が指導しやすい事。ただし、予習シリーズの方が丁寧です。
悪い点
- 漢字・語彙・文法に関する問題量は少なく、それらは別の問題集で補う必要が事
- 予習シリーズと比較してやや解答は簡素な事
出題範囲と網羅性
一般的な該当学年の小学生であれば、これだけの内容が読めれば充分だと思います。
公立小学校3年生で学ぶ内容は充分網羅しており、中学受験塾4年生の内容も含みます。
注意点としては読解が中心の問題集という点です。漢字・文法・語彙の学習量は確実に不足しています。
よって文法・漢字・語彙については他の書籍で学習する必要があります。
推奨時期
- 学校の国語が理解出来ていて、テストで満点のお子様は該当学年からで良い。
- 学校のカラーテストの理解が怪しく、国語に苦手意識のあるお子様は一学年下からが良い。
- 学校のテストが満点の小3、小4 ⇒ トップクラス小3
- 学校のテストの理解が怪しい小3 ⇒ トップクラス小2
- トップクラス小4は一般的な小学4年生には難しい内容です。
- 学校のテストが満点の小学4年生でも中学受験勉強をしていないならば、トップクラス小3から始めた方が良いです。
我が家は小2の後半から本問題集に取組みました。
小3の秋頃に終わらせ、秋〜冬にかけてトップクラス4年を開始したと記憶しています。
我が家の進め方【参考】
平日
毎朝朝勉強として大問1題ずつ
トップクラス問題は朝学習(15~20分)で終わらない事が多かったです。
終わらなかった場合は学校から帰って来た後に続きを実施していました。
あまり効率の良くない進め方だったと反省しています・・・
土日
毎週土日も朝に大問1題ずつ。
平日にトップクラス問題を実施するのは大変効率が悪かったため、途中からトップクラス問題は土日に回しました。
平日は標準問題あるいはハイクラス問題を時間内に解いてもらい、気分良く通学してもらうスタイルが我が家には合っておりました。
総評
主題の選定も良く、解説も丁寧で詳しい事から、良い問題集だと思います。
我が家はトップクラス問題集3年⇒4年と進めました。
一方、算数道場の受験生は予習シリーズ国語4年から進めました。
予習シリーズの国語は大変素晴らしい出来だと考えております。
今から学習される御家庭の方にはトップクラス問題集よりも予習シリーズをオススメ致します。
その他
国語学習では 漢字・語彙・文法の学習が最重要 だと考えております。
よって我が家と算数道場の国語学習は読解問題を多数解く手法ではなく、 漢字+語彙+文法+大量の読書 を学習の中心に置いて進めています。
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ではまた!
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