さて、本記事は短文です。さらっと読み流して頂けるかと思います。
以下の記事で【時間】について記載致しました。
難関校~最難関校は甘くない
中学受験、高校受験、大学受験、国家試験 何でもそうですが、最難関レベルは甘くはありません。
中学受験:灘、開成、桜蔭、筑駒など
高校受験:灘、開成など
大学受験:旧帝・医学部など
国家試験:医師、弁護士、弁理士、技術士など
上位3%レベルの特別な能力を持っている方は例外として、一般的な方が最難関レベルの試験をクリアーするためにはやはりそれなりの学習時間が必要です。
例えば以下の記事を御覧下さい。
小学5年生が最難関算数、高校数学を理解しているなんて凄い!
【短時間で習得出来ている】天才なのね!
このように思われるかもしれません。
しかしながら現実は【毎日愚直に学習を継続して学習時間を積み重ねているだけ】です。
学習時間は以下の記事の通りです。
浜学園様やSAPIX様に通われているお子様と比較して【かなり少ない】という部類でしょう。
ただし、Musuko氏や算数道場生は自由時間に相当量の学習を積んでいます。
例えば、Musuko氏は暇な時に数学、物理、機械設計の書籍を読んだりしております。
それらの時間も【学習時間】に分類すれば 倍ほどは取り組んでいるように思います。
例えば以下の記事に高校数学の範囲学習を終えるために必要な工数について記載しております。
単純にこれだけの時間を学習に費やしていると考えて頂ければ良いと思います。
同じように高校数学に進んでいる算数道場生も数学の学習にそれなりの時間を費やしています。
中には特別な能力を持ち、短時間で習得可能なお子様もいると思いますが、本当に小数だと考えております。
Musuko氏は大手塾の模試で算数の偏差値75~80などを取る事がありますが、それ相応の学習を積んでいます。
ウチの子は全然家で勉強していないけれど、いつも偏差値は70以上で・・・・・
塾の授業を受けているだけで最難関に合格したわ・・・・
家庭のサポートは一切無しで最難関に合格したわ・・・
もしかすると、もしかすると本当にこのようなお子様がいらっしゃるかもしれませんが、極小だと考えて良いのではないでしょうか?
少なくとも算数道場生にそのようなお子様は一人もいません。例外なく、皆それなりの時間、学習に取組んでいます。
学習時間と学力は比例しないが正の相関はある
算数道場の統計では暗記系の学習は確実に個人差があります。
同じ回数反復しても暗記量に差があります。
Musuko氏が最も暗記力は低い傾向がありますが、繰り返し学習する事で最終的な能力は横並びになっています。
今のところ極端な差は無いですけどね。
例えば、他の子が10分で覚えた事を2時間やっても覚えられない、というような事例は今のところ道場ではありません。
せいぜい1.5倍~2.5倍程度ですね。
ただし、モチベーションが低い場合を除きます。
Musuko氏の例で言えば、年号暗記が超嫌いです。
本当に覚えられません(笑)なぜならやる気が無いからです(笑)
一方、【楽しい】と思いながら取組む内容は覚えが早いです。
微積や三角関数、物理の公式などはスラスラ覚える事が出来ました。
このように、モチベーションが暗記力に寄与するのは間違いないと考えております。
しかしながら、モチベーションがいくら高くても、カリキュラムがいくら素晴らしくても、大量暗記をするためには一定量の学習時間は必要です。
どのようなデータを見てもそうなっている当たり前の事ですが
学力と学習時間は正の相関がある
とSharari-manは考えております。
愚直に頑張る皆様を応援しているSharari-man
単純に 【長時間頑張る能力】 というのは非常に重要です。
私はエンジニアしか知りませんのでエンジニアの例を挙げます。
毎日、長時間アイデアを考え、それを1ヶ月続けた結果、【この方法ではダメ】という事が分かる場合もあります。
その結果を真摯に受け止めて、【この方法ではダメ】という事が分かった。進歩した。この結果を次に活かして、次も長時間頑張ろう。
そう思えるマインドセットが非常に大事です。
上手く行きませんでした。製品開発は出来ませんでした。だから諦めます。もう開発しません。
このようにすぐに諦めて、失敗から何かを得ようとしなければ、永遠に良い製品開発は出来ず、そのうち会社は行き倒れます。社会貢献も出来ません。
家庭学習も同じで 偏差値、得点率 という目に見える結果が表れてこない事もあるでしょう。
その時に諦めずに何度も以下のように繰り返す事が大事だと考えております。
- 今までの方法では上手くいかなかった
- その結果を真摯に受け止め、何がダメだったかを分析する
- こうすれば上手くいくのではないかという仮説を立てる
- 仮説に基づいて実行する
このサイクルを回すためにはやはり時間が必要です。
難関大学受験、難関国家試験の場合は 10時間/日程度 は皆さん学習に充てられているのではないかと思います。
10時間!!!!
と思われるかもしれませんが、この程度は社会に出れば普通です。
具体的に私の最長労働時間を書いてみましょう。
1日最長:24時間(徹夜です)
1週最長:140時間(会社に泊まり込みです)
1月最長:460時間(会社の近くに泊まり込みです)
日本電産の永守会長は1日16時間労働で364.5日勤務(元日の午前のみ休み)ですから、それに比べればまだまだ甘いと言えるでしょう。
実際、私も最難関クラスの国家資格をいくつか所有しておりますが、追い込みの時期は休日10時間以上/日程度は学習しておりました。
小学生がこれだけの時間、学習に取組むのは困難かもしれませんが、20~30時間/週 程度であれば可能だと考えております。またその程度であれば【勉強漬け】という感覚は無いかと思います。
実際、私もMusuko氏とサイクリング、サッカー、筋トレなどの運動にも取り組んでおります。旅行も行きますし、映画なんかも見に行きますよ。
成績という結果が伴わなくても、愚直に努力し、愚痴をこぼさず、改善しようとしている親御様を心から応援しています。
子供が学習習慣を身に付けるまで諦めない
子供が勉強してくれない。
20時間/週 の家庭学習も難しい。
そのように苦しんでいる親御様もいらっしゃるかと思います。
我が家も当然ながら家庭学習を始めた頃は 20時間/週 なんて出来ませんでした。
少しずつ子供に指導し
毎日学習するのが当たり前
昨日より学習時間を5分伸ばす
昨日より学習時間を10分伸ばす
コツコツ指導してきた結果、本人も学ぶ事が好きになり、楽しく学べるようになりました。
算数道場のお子様も皆最初からバリバリ学習出来た訳ではありません。
※一部、元から家庭で取り組んでいたお子様はバリバリ出来ました。
学習が楽しいと感じてもらえるよう、コツコツ工夫を重ね、少しずつ学習時間が伸びる。
子供達の成長を見つけるのが楽しくてSharari-manはもっと頑張る。
子供達はもっと楽しくなり、もっと頑張る。
このような好サイクルを繰り返した結果、長時間の学習を楽しめるようになりました。
うーん上手くいかないなぁ
と考える事も当然ありますが
前より沢山話をしてくれるようになった。
言葉使いや態度が少しずつ変わってきた。
このような細かい成長を見つけて褒めてあげるのは楽しいものです。
この子はどれだけ教えてもだめだわ・・・・
諦めて放置しよう・・・・
こう考えて諦めるのは簡単です。
だけどその先にある【子の成長を見つける楽しさ】や【自身の成長から得られる達成感】も同時に諦める事になります。
諦めずにお子様のために努力しておられる親御様を心から応援しておりますし、その先にある【楽しさ】や【達成感】を手にして頂きたいと考えております。
はるか昔に運営しておりましたブログで書きましたが
Sharari-manは諦めの悪い男 です。
ぜひ、皆様も【楽しさ】や【達成感】を得るため、
諦めの悪い親 になってみて下さい。
楽しいですよ^^
まとめ
何だか色々な内容を書きましたが、まとめると以下のようです。
以下の主張は Sharari-manの n=10 程度の経験に基づく私見です。
特別な才能を持つお子様を除き、一定量以上の学習時間無くして、学力の向上は無い
例えば小学5年生で難関狙いであれば 20時間/週 程度の学習は必要である。
小学算数~高校数学までの範囲学習を終えるためには1000時間程度は必要。
難関大受験、難関国家試験も同様で学習時間は必須。
一定の学習時間を確保した上で、カリキュラム・指導に関するPDCASサイクルを回し、効率化を図る事が有効。
PDCASサイクルとは PDCAサイクルを改良した 改善のためのサイクルの事です。
PDCAS
Plan(計画)
Do(実行)
Check(検証)
Action(処置)
Standardization(標準化)
Sの標準化は 【このやり方は良い】と感じた取組を整理し、他の学習に適用するという事です。
例えば理科の暗記で効果的だった手法を社会にも転用するようなイメージです。
モチベーション、カリキュラムも当然大事なのですが、単純に【学習時間の確保】というのも非常に大事ですよ。
というお話で御座いました。
ん??
全然短文じゃないような・・・・・
はっ!
短文のつもりで書いていたのに、気が付けば・・・・。
父さんもまだまだプロットが甘いね・・・。
精進致します。。。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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