さて、表題の件です。
2023.10.3 読者様から頂いたコメントに基づき事例を追加しました。
2023.10.3 誤記訂正など(急いで書くとダメですねぇ・・・)
良く本ブログで「私はあまりイライラしない」というような内容を記載しております。
遠い昔の話ですが、私もイライラしてしまう事はありました。
エンジニアですから、自己分析を行い、イライラしない技術を身に付けた というのが正確ですね。
例えば 「イライラする」「イライラしやすい状態」というのは以下のようなものが挙げられます。
※以下の内容は一例です。他にもイライラポイントはあるかと思いますが、人によって異なりますので、良くありそうな例を挙げています。全てではありません。
計画通りにいかないとイライラする。
他人が思い通りに動かないとイライラする。
自身の常識の許容値を超える行動を見聞きするとイライラする。
お腹が空くとイライラしやすくなる。
疲れていたり、眠いとイライラしやすくなる。
まずは人間はこのような特性を持っており、自身も例外ではない事をしっかり理解すると良いでしょう。
私も当然例外ではなく、このような特性を持っています。
これらを分析し、原因と対策を立案し、技術的に対処して「イライラしない技術」を身に付けたという事です。
子供の行動が悪くてイライラするのだから私のせいではない!
このように考えていては、何も好転しません。
指導者の技術力で解決出来るのではないか?
原因と対策を立案して実行し、親子で成長しよう。
このように考えた方が、お互い成長出来ますから、大変建設的です。
計画通りにいかないとイライラする
表題の件ですね。
そもそも「砂糖のように甘い計画」を立てていないでしょうか?
子供が決められた時間に決められた量を必ず処理する前提
塾に通えば成績が勝手に上がっていく前提
塾にさえ通えば家庭学習は手を抜いても成長していく前提
計画通りに進まないのは前提条件が間違っている場合が多いように思います。
会社で上司から 「全ての研究・開発がトラブルなく進む前提」 で研究開発計画を渡されるのと同じです。
※そういう上司もいますが、優秀な上司はトラブル時のリカバリー計画も立案しているはずです。
現在の子供の能力と特性、自身の指導力と管理能力を考慮した上で、計画を立て、その計画が遅れた場合のリカバリー計画を立てておけば、それほどイライラする事はないかと思います。
イライラの原因
計画の前提条件が間違っている
リカバリー計画を立てていない
子の能力把握が出来ていない
対策
子を観察し、能力を把握した上で計画を立てる。
そのうえで、計画通りに行かない事を想定し、リカバリー計画を立てておく。
他人が思い通りに動かないとイライラする
子供が指示された通りに実行しないとイライラする。
会社で例えれば、新入社員に仕事を振って、予想していた通りの結果がかえってこないとイライラするイメージです。
これも計画が甘いのですが、期待値が高すぎるという事もあるかと思います。
「思い通り」の期待値が、「子供の現在の能力」に対して高すぎるのです。
我が家で言えば、何度言っても「牛乳を飲みながら勉強して、問題集にこぼす」という愚行を繰り返しております。
子供のこういう行動は注意したところ、すぐに直るものではないと考えておりますので、「頻度が減る」「反省している」「すぐに牛乳をふけた」くらいの改善が観られれば良い くらいに考えております。
何度こぼしても、初めてこぼした時と同じように指導しますし、「頻度が減った」事を褒めます。
イライラの原因
子の現在の能力に対して、指導者の期待値が高すぎる。
子の成長速度に対して、指導者の期待値が高すぎる。
対策
子を観察し、能力を把握した上で期待値を設定する。
子を観察し、成長速度を把握し、適切な期待値を設定する。
想定した期待値より劣る場合は、自身の期待値見積もりが甘かった事を認め、都度修正,期待値再設定を実施する。
自身の期待値見積もりが甘いのに、子のせいにする方が多い印象を持っています。
しっかり教えたのに算数で基礎問題を間違えた!!
これくらい反復学習すれば基礎問題の解き方を理解出来るだろう・・・
という推定が誤っていたという事ですね。
次はもう少し基礎の反復を増やしてみよう。
基礎の反復の後に実践練習を追加してみよう。
時間をおいてから反復学習してみよう。
このように都度、取組み方を修正していけば良いと考えております。
算数道場生の例で言えば、息子と他のお子様で暗記に必要な反復学習回数が異なります。
息子がもっとも必要回数が多いですが、それでも反復回数を増やせば、覚えます。
自身の常識の許容値を超える行動を見聞きするとイライラする
暴言を吐く、迷惑行動をする、何度も同じ失敗をする。
色々な事例があります。これは
「自身の常識の許容値」が「子供の現在の能力」に対して低すぎるのが原因です。
こちらも現在のお子様の能力、特性を観察・分析し、適切な許容値を自身に設定してやればイライラする事はないと思います。
そもそも、「大人が思う、小学生でもこれくらい分かるだろう」という常識からは外れている場合が多いと思います。
現在イライラしているのでしたら話は簡単です。
とりあえず「常識の許容値」を広げれば良いです。
こんなものは急成長しませんから、「現在の子の能力」を分析して、「これくらい出来るだろう」というハードルを下げるのですね。
ハードルを下げると子がダメになると思われますか?
私は逆に良い方向に進むと考えています。
理由は以下の通りです。
「あ、この子はまだこれくらいの常識も分かっていないのだから、もっと簡単なところから指導していかないとな」
という次の指導に繋がる知見が得られるから。
イライラの原因
上述した思い通りに~のパターンと同じです。
子の現在の能力に対して、指導者の期待値が高すぎる。
対策
子を観察し、能力を把握した上で期待値を決める。
子を観察し、成長速度を把握し、適切な期待値を設定する。
子が持っている常識をしっかり把握出来ていないという事です。
相手の能力を知らないのに適切な指導は出来ないですよね?
相手を知り、己を知れば~
と言いますが、指導に通じる格言だと考えております。
あっ!この常識を理解出来ていない事が今分かって良かったわ!
また、指導のタネが見つかったわね。
このような思考で取組まれると良いのではないかと思います。
エンジニアの方なら分かりますでしょうか?
「上手くいかない事が今見つかって良かった!」
このような事例は沢山ありますよね。
お腹が空くとイライラする
ちゃんとご飯を食べて、適切な栄養を取得しましょう。
私は栄養機能食品の力を借りて、適切な栄養バランスの食事を維持する事を重視しています。
指導者も体が資本ですからね。
栄養バランスは大事です。
イライラの原因
不摂生による体調不良
栄養不足、空腹
対策
自分自身を分析して、体調管理をしっかりする。
栄養バランスに気を付けて体調をコントロールする。
体調が悪い時に指導しなければならない時は意図的にイライラの許容値を広げる。
子だけでなく指導者(親)もしっかりと食事を摂り、健康な体を維持するのが大事です。
疲れていたり、眠いとイライラする
疲れや眠気はイライラを誘発します。
「仕事でこんなに疲れているのに!」
「仕事で遅くて、眠いのに!」
これはね~。八つ当たりなんですよね。他人からすれば。
上司や指導者が疲れていたり、寝不足なのは新入社員・学習者からすれば関係ない話ですからね。
「疲れている事くらい分かるでしょ?」
「眠い事くらい分かるでしょ?」
これも相手のハードルを上げる行為なんですよね。
私の場合、あまり相手に期待しないようにしております。
これは成長を期待しないという事ではありません。
現段階で相手がそういった気遣いが出来る能力を備えているか分からないのに、相手に期待して、自分がイライラするのが嫌だ という事です。
「何だか今日は疲れてるな~」
「何だか今日は眠いな~」
という時に指導する場合は
「今日イライラしやすい気がするから、色々なハードルを下げておこう」
くらいに考えておくと、建設的です。
イライラの原因
疲労、眠気
対策
自分自身を分析して、体調管理をしっかりする。
体調が悪い時に指導しなければならない時は意図的にイライラの許容値を広げる。
今日は私は体調が悪いから、怒りやすい。イライラしやすい状態だ。
いつもよりもっと怒らないように気を付けよう!
このように事前に唱えておく事も効果的だと思います。
時間が足りない
時間が足りないと焦ります。焦りを通じて、イライラしてしまう方がいらっしゃると思います。
さて時間がないという状態とはどういう状態かについて考えてみましょう。
時間を以下のように分類してみます。
生きて行くために必要な時間(やらなければならない事)
Sharari-manの分析例を挙げてみます。
睡眠 4時間/日
食事 1時間/日(多めに見ています。たぶん実際は30分程度)
入浴 0.5時間/日
トイレ・雑用 0.5時間/日
仕事 12時間/日(移動時間含む)
※数ヶ月の平均値を取ると良いと思います。
Sharari-manの場合、合計18時間です。
よって【やりたい事】に割ける時間は 6時間です。
生きて行くために必要な時間を減らす
時間を減らすための手段は大きく分けて二つあります。
効率化 ⇒ 効率をあげて作業に必要な時間を削減する
外注化 ⇒ 外注に業務移管する事で必要な時間を削減する。
生きて行くために必要な時間においては【諦める】という手段が使えないのが苦しいところです。
効率化の例
【睡眠】
人によるかもしれませんが、Sharari-manは考え事をすると寝れないタイプです。
Sharari-manの場合、「意識して呼吸する」と何も考えられなくなるので、毎日寝る前は意識的に呼吸しています。これにより、素早く睡眠に入る事が出来ています。
また、体調に問題が無い範囲で睡眠時間を削減する事も有効です。Sharari-manは4時間/日で数十年生活しております。
【起床後】
6時15分頃に起床した後、朝食、歯磨き、着替えなどを15分で終え、遅くとも6時40分に仕事を開始(通勤開始)します。
歯磨き後に着替えるので、洗面所のすぐ横に着替えを置いています。
朝食は短時間で済ませられるようゴロっとグラノーラ。3分で朝食完了。
通勤時間を最小にするため、勤め先の近所に移住。在宅勤務活用して通勤時間の削減。
【勤務中】
あらゆる業務の最適化を進める。
登場頻度が高い順に学習、自動化を進め、「作業」を減らし、「考える」時間を増やす。
自動化出来ることはプログラミングスキルを活かして可能な限り自動化する。
昼食はゴロっとグラノーラを食べながら仕事をする。3分で昼食完了。(仕事をしながら食べるので実質ゼロ)
糖分不足による業務効率低下を防止するため携帯食を常備する。
飲料を買いに行かなくて良いように、執務室に飲料ケース設置。
会議は参加する意味のないものは断る。
私以外でも出来て、かつ費用対効果の低い仕事は積極的に部下か外注に振る。
雑談はアイデアの宝庫でもあるので、雑談はする。
【帰宅後】
夕食は奥様の栄養たっぷりのご飯を美味しく頂きます。ただし、早いです。遅くても10分以内。
【運動後の入浴】
運動後に即入浴して汗を流します。(気分もスッキリします)
入浴はシャワーのみで高速で終わらせます。入浴時間は10分以内です。
リンスインシャンプー使用で時短します。
とにかく泡立ちが良いボディウォッシュとタオルを使用し、電動体用ブラシや電動歯ブラシも活用して、高速で全身を洗浄します。
頭は乾かす時間を短縮するため短髪にしています。サラリーマンですから清潔感も重視した上での判断です。
【買い物は休日にまとめ買いと通販活用】
食事用の食材はスーパーなどが運営している、定期配送プランを活用して外注化しています。
洋服、日用品、事務用品、炭酸水、ごろグラ、栄養機能食品など殆どのものを通販で手配しています。
買いに行く という【作業】を【外注化】しています。
※ショッピング自体が好きな方もいると思いますので人それぞれですね。
我が家では導入していませんが知人は家事代行サービス(外注化)を活用しています。
家事代行サービスの活用(外注化)
意外と知人で活用している方が多いのが家事代行です。
炊事洗濯・ベビーシッターなど意外と外注化出来ます。
私の場合は利用出来ませんでしたが、「両親に子育て補助を依頼する」という外注化も大変良いと思います。
特に共働きの御家庭ではベビーシッターの外注化はかなり有効だと思われます。
働いたお金が家事代行に取られるので勿体ない と思われるかもしれませんが、【やりたい事】をする時間は確実に増えます。お金で時間を買うという事ですね。
以上のように【やらなければならない事】は徹底的に効率化・外注化を図っています。
少しでも【やりたい事】をやるためです。
私の場合は仕事の大部分も【やりたい事】に含まれているため、家で仕事をする事も多いです。
生きて行くために不要な時間(やりたい事)
さて、こちらの時間についても【効率化】【外注化】という概念は重要です。
【やりたい事】の中身が全て【やりたい事】ではないはずです。
家庭学習で言えば、コピーを取る作業、スキャンする作業、データ集計作業などです。
我が家の場合はこれらの作業は奥様に外注しています。
スキャンすべき本が沢山ある場合は【裁断代行】などの本解体サービスに依頼して【外注化】する場合もあります。
【やりたい事】の中で 効率化・外注化出来る作業を見極め、【本当に自分がやりたい事】に注力出来る環境を構築するのは大変重要です。以下のような機材もその一環です。お金で時間を買います。
優先順位を付ける
趣味や怠惰の時間は楽しく生きるために必要なスパイスです。
悪い事ではありません。
ぼーっとしている時間もたまには必要ですよね。
Sharari-manの場合、【やりたい事】に費やせる持ち工数は6時間です。
優先順位は以下のようです。
No.1 家庭学習と算数道場の管理、ブログ執筆による社会貢献
子供達の分析や指導に充てる時間です。
解説資料作成、訪問解説、カリキュラム管理など
No.2 学習
仕事で新しい事に取組むための学習です。
論文の調査、専門書を読む、実験する など
No.3 趣味
写真撮影、サイクリング、音楽鑑賞、映画鑑賞などが趣味です。
平日はNo.1 に殆どの時間を費やしています。
優先順位通りに処理していきます。No1が終わればNo2に工数を回す No2が終わればNo3に工数を回す という流れです。
休日は【やりたい事】に割ける時間が増加するため、趣味まで手が回る感じですが、平日は厳しいのが実情です。
さて、Sharari-manの場合、運よく平日に6時間もの工数を確保出来ており、【やりたい事】にある程度の時間を割けています。No.2くらいまでは時間を使える感じです。
しかし、【やりたい事】が多すぎて、やりたい事全てに手が回らない方もいらっしゃると思います。
その場合にオススメは以下の二点です。
外注化する
やりたい事を減らす
【外注化する】
今の世の中、家事代行、便利屋などがおりますので、意外と代行可能なものは多いです。
学習で言えば 家庭教師、塾 も代行です。
外注化する事でかなり時間が確保出来ると思いますので検討してみても良いでしょう。
また、自身の能力が不足している内容を外注化する事も有効です。
Sharari-manの例で言えば、【英語の発音】の指導が出来ません。よって英会話教室のネイティブスピーカーに外注しています。
【やりたい事を減らす】
これは諦めですね。諦める事も重要です。優先順位の低い順から削っていきます。
Sharari-manの例で言えば、趣味や学習です。
どれを諦めるか?に明確な答えを出すために、優先順位付けは重要です。
以上の事から、時間が無いとなぜイライラするのか? が見えてきたかと思います。
原因
タスクの整理が出来ていないため、【本当にやりたい事】が何なのかを見失い、ただ焦ってしまい、それがイライラとなって表れてくる。
【やりたい事】が多く、優先順位が曖昧なため、【本当にやりたい事】が出来ていない。そのせいでイライラする。
対策
【やらなければならない事】の効率化、外注化を進め、【やりたい事】をするための時間を捻出する。
【やりたい事】内の優先順位付けを行い、【本当にやりたい事=満足感・達成感が得られる事】に注力する。
時間が足りなくてイライラする というのは 本質的には
【やりたい事】をやる時間が足りないから イライラするの
だと考えました。
【やりたい事】をやるために効率化・外注化を進める事がイライラ低減に繋がるという主張です。
努力しているのに上手くいかない
家庭学習などでお子様の能力向上のために一生懸命努力しているのに上手くいかない。
仕事のために一生懸命学習しているのに上手く行かない。
このような場合にイライラしてしまう方がいらっしゃると思います。
Sharari-manは上手くいかない事はありますが、イライラしません。
なぜイライラしないのか?について検討してみました。
自己分析の結果に基づき、計画を適宜修正しているから
自己分析の結果に基づき、成長、成果の期待値を適宜修正しているから
このように考えました。
【子のモチベーション向上】
というミッションを達成するための行動例を考えます。
例えば以下の能力が必要です。
自己分析、子の観察・分析のスキル向上
声掛けスキルの向上
このスキルが充分でないと、【子のモチベーション向上】というミッションが達成出来ません。
このスキルに対して、適切に自己分析出来ていない場合、以下のようなイライラが発生します。
■能力が10段階の5と見積もっていたが、実際は3しかないため、予想より子のモチベーションが向上しない。
■努力したので能力が3⇒6に向上したと考えていたが、実際は3⇒4にしか向上していないため、予想より子のモチベーションが向上しない。
このように【理想の自分・こうありたい自分】との乖離が大きいほど、がっかりし、イライラしてしまうのではないかと推測します。
Sharari-manの場合は以下のようです。
予想より子のモチベーションが向上しなかった。
「私の自己分析が甘かったんだな」
「能力をもっと下だと見積もりなおして、もっと基礎的な声掛けの手法や観察練習からやり直してみよう」
「この方法では上手くいかない事が分かったから、前進している。」
「良い感じだ。この調子で頑張ろう。」
こんな感じで考えておりまして、基本的にイライラしません。
たぶん仕事柄ですね。
研究・開発エンジニアをしていると、自己分析を失敗してしまい、工数不足に陥ることなど日常茶飯事です。
そのたびに、落ち込み、イライラしていたら恐らく精神崩壊してうつ病になります。
自分に厳しく、と良く言いますが、厳し過ぎるのも考えものです。
前向きな気持ちで取組めるよう、適度に自分に優しくしてあげるのも重要だと考えております。
原因
自分自身に対する期待値が高い(自分に厳しい)
計画修正・期待値の修正に対する抵抗が強い(修正は悪い事だと思っている)
対策
自分自身の努力・成果を適切に評価して前進している自分を褒める。
計画修正・期待値修正は悪い事ではない。より前に進むために必要な事だと捉え、前向きな気持ちで進める。
このように考えてみましたが如何でしょうか?
例えばSharari-manは英語が苦手です。
何年も勉強していますが、TOEICは800点前後で止まっておりますし、スピーキングも苦手なままです。
それでも【英会話に対する嫌悪感が薄れてきた。】、【苦手だったイギリス英語も聞き取れるようになってきた】など小さな成長を見つけて、自分を褒めてあげています(笑)
自分に甘いわ!!!!
もっと厳しくしないと!!
き・きびしいですね・・・・。
自分の成長を見つけて、自分のモチベーションすら上げられないようでは、中々【他人のモチベーション向上】は難しいのでは?
自分に厳しくし過ぎて、疲れたり、イライラしたりするのならば、もう少し、自分に優しくても良いのではないかなぁと考えております。
自分でやりたいのに自分だけでは上手くいかない
これは意外とエンジニアの方に多い気がします。
何でも自分で全部抱え込みたがる方が多いんですよね。
我が家のMusuko氏も 【全部自分でやりたがるタイプ】です。
これは【努力しているのに上手くいかない】と似た事例だと考えております。
Musuko氏や多くのエンジニアは【全部自分で出来ないとダメ、出来ない自分は能力が低い】と思っている事が多いように思います。
全然そんな事ありませんよね?
私も英会話を外注していますし、仕事でも専門分野は専門家に投げます。
まずはこの【全部自分で出来ないとダメ、出来ない自分は能力が低い】という意識を変える事が大事かなと思います。
分からない事を聞くのは恥ずかしい事ではない。
知らない事があるのは恥ずかしい事ではない。
誰かを頼る事は恥ずかしい事ではない。
皆一人では出来ないから指導者を頼り、共に成長している。
オリンピック選手だって、コーチがいるでしょう?分業するのは効率化のために必要な事。
このように考えると良いのではないかと考えております。
原因
全部自分で出来ない事は恥ずかしい事だと考えている。
また、出来ない自分は能力が低いと考えている。
出来ない自分に対して自己嫌悪しイライラしてしまう。
対策
指導者や仲間を頼るのは悪い事ではないと認識を改める。
個人の成長も重要だが、全て自分で抱え込む必要は無く、適宜分業し、仲間と成長して、チームで結果を出す事も大切だと認識を改める。
具体的な例を挙げて提示し、**だって分業して人を頼っているという事を示す。
例)
大谷選手だって通訳がいるでしょう? 野球に打ち込むために英会話は分業しているんだよ。
Musuko氏は勉強、能力向上に注力して、Sharari-man氏はサポートに注力するという分業体制。
さて、如何でしょうか?
当事者ではないため想像の範囲内で原因と対策を考えてみました。
的外れな意見かもしれません。
その場合は、暖かい御指摘の言葉を頂けると大変嬉しく思います。
あとがき
Sharari-manは大概の事は技術で解決出来ると考えております。
感情のコントロール
怒りの許容値コントロール
など精神的な面においても、原因と対策を考え、愚直に訓練を続ける事で「怒らない技術」を身に付ける事が出来ると考えております。
何事も 原因究明と暫定対策・恒久対策が重要です。
最初から諦めずに「技術で解決可能な問題だ!」と考えて取り組んだ方が 建設的です。
上に挙げた内容以外にも 「イライラしてしまう原因」 は沢山あると思います。
すいません。Sharari-manの場合、指導中にイライラする事が無いため、イライラ例が多く挙げられませんでした・・・・・。
とりあえず色々なブログを見ていて、良く見かけるイライラ例を挙げて、原因と対策を考えてみました。
こんな時にイライラする!
このような例を挙げて頂ければ、原因と対策を考えさせて頂きますので、ヒマな方は御気軽にコメントしてみて下さい。
新入社員・学習者に対する期待値が高すぎる方が多い印象を持っています。
例えば新入社員(学卒・院卒、博士課程卒)の子も能力のバラツキが大きいですし、年齢・学歴・研究歴だけで期待値を決めていると、新人教育って上手くいきません。
自分の子 は色眼鏡で見てしまいがちですが、客観的に観察し「子の能力」を分析し、計画や期待値を適宜修正する事で、少しずつイライラをコントロール出来るようになると考えております。
ぜひトライしてみて下さい!
エンジニアの方は得意でしょう? 観察、計画立案、分析、対策立案、計画修正なんて毎日のようにやっていませんか?
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
コメント【コメント非公開、メールでの返信を御希望される方はその旨をご記入下さい】
コメント一覧 (4件)
Sharari-man様
おはようございます。
とても面白い内容でした。いつもの記事と雰囲気が違うように感じます。
いらいらの原因を考えてみました。自分なりにも答えは出るのですが、是非ともSharari-man様の見解をお願いいたします。
・時間がない
・自分が何をやってもうまくいかない、こどもに自分の持てるあらゆる手段を行ってみてもうまくいかない
・こどもが、全部自分でやりたいのにうまくいかずイライラしている
またよろしくお願いいたします。
ぞうさん様
Sharari-manで御座います。
いつもコメントありがとう御座います。
大変参考になります。
記事に追記してみました。
御意向に沿う内容になっているか大変不安ですが、ご確認下さい。
注意して追記したつもりですが、もしかすると失礼にあたる書き方があるかもしれません。
ぞうさん様を咎める意図は全くありませんので、どうか御理解願います。
私なりの分析をして、私なりの対策を提示しただけですので、全ての方に適用可能か不明ですが、良いと思われた部分だけでも参考にして頂けましたら。
今後ともお気軽にコメント頂けましたら大変嬉しく思います。
コメントありがとう御座いました。
ではまた!
Sharari-man様
おはようございます。
とても勉強になりました。自分で考えていることの何十倍もの考察がされていて、勉強になります。やはり、考察事はShari-man様に外注することがベストだと感じました。
これからもよろしくお願いいたします。あつかましいでしょうか???
さて、上記の分析をみると、〇〇のに△△できない、の〇〇に焦点をあててそこに問題点を見出し解決法を見出すことだ、と気づきました。つい、できない、ことに焦点を当ててできる方法を考えてしまう、結果を求める意識主導になってしまいます。日常生活ではSharari-man様のような振り返りが難しい。ふと客観的になり自己分析することが癖になるように努めようと思います。
ひとつお伺いしたいことがあります。お答えづらいようでしたらご回答なしでも結構です。
・こういった考察は、じっくり考えて文章化することは私もできます。しかし、相手に目の前で質問された場合、即座に考えをまとめることは不可能です。Sharari-man様は、この文章を一気に書き上げる(会話するように)のでしょうか?あるいは、推敲、振り返りをしながらの作業なのでしょうか?
また、一気に書き上げることができるようでしたら、そのコツなど教えていただけますとありがたいです。
何卒よろしくお願いいたします。
ぞうさん様
こんばんは。Sharari-manで御座います。
少しでもぞうさん様の参考になる部分があれば大変嬉しく思います。
今後ともお気軽に御質問頂けましたら。
**出来ない
**が上手くいかない
などのケースは何らかの問題の結果ですから問題点にフォーカスすれば良いと考えております。
例)
機械がすぐに壊れて動かなくなる。
結果:動かない
問題点(原因):歯車の寿命が短い
対策:歯車の長寿命化 or 機構の見直し
対策を考える際は、改善 or 変更 の二通りで考えるようにしています。
改善 ⇒ 歯車の強度向上、負荷の低減
変更 ⇒ 歯車を使わない ⇒ベルト or ダイレクトドライブ
結局のところ大事なのはイシュー(何を考え、何に対して論じるべきか?)を明確にした上で考察する事ですから、イシューは何なのか?について良く考えてから行動に移すよう心掛けております。
「イシューからはじめよ」というクリティカルシンキングの名著があり、参考になるかと思います。
【Sharari-man様は、この文章を一気に書き上げる(会話するように)のでしょうか?あるいは、推敲、振り返りをしながらの作業なのでしょうか?】
私は推敲、振り返りをしながら作成しております。例外として日記などの簡単な内容でしたら一気に書き上げます。
Sharari-manの思考回路は以下のようです。
①イシューを決定します。
②プロット(文章の設計図)を作ります。
③プロットを見直しながら脳内で文章構成を考えます。
④プロットに基づき文章を作成します。
⑤イシューに対して論じられているかを確認します。
⑥終了
プロットに基づき文章を書く前に、必ず頭の中で「本当に伝わりやすいか?」「本当に伝えたい事か?」「本当にそうか?」と考え、プロットをチェックします。
では具体的に進めてみます。
①【イシュー】質疑応答時のSharari-manの思考方法とその運用方法について理解して頂く事
②プロット作成
A:その手法のメリット・デメリットを伝える
B:その手法を採用している理由を伝える
C:その手法を運用するための注意点を伝える。
D:まとめ
③本プロットで上手く構成出来るかを脳内でシュミレーションします。
④文章を作成します。
A:この手法のメリットは最初にプロット(文章の設計図)を用意する際に頭が整理され、どのような順番で何を述べるかが明確になる事です。プロットが構築出来ていれば、読み易い文章になる事が多いでしょう。
一方、デメリットもあります。
慣れるまではプロットを構築する事自体に時間がかかってしまいます。
スピード感を重視した場合、何も考えず筆を動かした方が早い場合があります。
B:私が本手法を採用しているのは、メリットを活かし、デメリットを修練で解消すれば、効率良く文章の作成が可能だからです。
プロットを作った段階で「これが答えになっているか?」の検証を行う事で、誤った回答、意見を作ってしまうリスクが低下します。
また、相手に対し、【論理的な回答】という印象が与えられるため、【印象点】が良いところもポイントです。
顧客説明会や技術講演会などで「この人はキレ者だ」と思って頂くのは重要です。
C:本手法を運用するにあたり、注意すべき点は、プロットを何度も確認する事です。プロットを眺め、「本当に伝わりやすいか?」「本当に伝えたい事か?」「本当にそうか?」と何度も自問自答する事です。プロットが誤っていた場合、考えた時間、文章作成時間が無駄になります。
よって最も重要な注意点は【プロットを何度も見直す】という事です。
D:以上の事から本手法は質疑応答で的確な解答をするために適していると考えております。基本的にブログ記事作成、コメント・メッセージに対する回答作成の際には本手法を採用する事が多くなっております。
⑤メリット・デメリット・運用方法・注意点について伝えられており、なぜこの手法を採用しているかが論じられている事を確認した。
⑥終了
さて、このようにSharari-manの思考方法について解説させて頂きました。
慣れてくるとプロット構築が早くなります。
プロット構築が早くなれば、口頭での質疑応答においても、ある程度脳内にプロットを浮かべながら話をする事が出来るようになります。
コツは文章を書く際に 【必ずプロットを作成する事】 です。プロットを作成する習慣を身に付ければ、自ずと慣れて成長していくものだと思います。
さて、Sharari-manの文章力はそれほど優れているとは思いません。
本文章も文系の方から見れば、ひどいものだと思います。
しかし、一定の速度とクオリティは得られると考えております。
今、このコメント作成に要した時間を計測しておりましたが、約12分です。
それなりの速度とクオリティになっているのではないでしょうか?
Sharari-manの思考方法が 少しでもぞうさん様の参考になれば、大変嬉しく思います。
ではまた!