さて、本記事は 教科書ぴったりトレーニングを中学3年まで進めた際の中学受験算数との相関関係について言及しております。
私はトップクラス問題集1年~4年などの難しい中学受験算数の問題集を進めるルートよりも、先に教科書ぴったりトレーニングを中学3年まで進めるルートをオススメしています。
良い点は以下の通りです。
- 中学受験算数の難しい問題集を進めるよりも指導者の負担が少ない。
- 解説が素晴らしく丁寧なため、子供が一人で学び進めやすく、指導者の指導スキルに成果が依存しにくい。
目次
教科書ぴったりトレーニング(中3まで終了)
このシリーズは教科書レベルの内容です。
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息子を含め7名ほど指導した結果を元に記載しております。
7名全員が中3範囲まで終わりましたので、彼らの到達レベルについて記載しておきます。
- 10歳の壁と言われるような学習年齢による違いは感じなかった
- 割合、比などの難所と呼ばれるポイントについても、ぴったりトレーニングのカリキュラム通り丁寧に進めれば、問題無く全員が理解出来ました。
- 焦らず全範囲、全問題を解いていけば、息子を含む複数名が低学年でも中3レベルまで到達可能でした。
ぴったりトレーニング中3までを完璧に履修すると、どんなレベルの実力かを有名な問題集と比較してみます。
- 数学検定
3級に問題無く合格出来る。 - トップクラス問題集3年【算数】
スムーズに理解する事が出来てテンポ良く進む。 - トップクラス問題集4年【算数】
ハイクラスB問題まではテンポ良く進む
トップクラス問題は解けない問題が多く指導者の解説が必要。
しかし、解説すれば概ね理解出来る。 - 自由自在問題集
基礎問題、標準問題はサクサク進む
発展問題は解けない問題もあるが解説すれば理解出来る。
このようなレベル感になっております。
この結果に基づいて考えれば、殆どの公立中学校3年生はトップクラス問題集4年を全問正解出来ないという事です。
また、ぴったりトレーニングを中学3年まで学習するルートの 副次的効果 としては以下のようなものがあります。
- 数学的な知識がインプットされるため、指導者の数学的な解説を理解しやすくなる事。
- 植木算、濃度算と同様の問題が中学数学の文章題で出題され、受験算数の一部を学べる事。
以上の事から中学受験をする場合においても、教科書ぴったりトレーニングを中学3年まで終わらせた後にトップクラス問題集3年~4年や自由自在問題集や予習シリーズを進めるルートが効率良く学習出来ると考えています。
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