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殆ど何の役にも立たない記事だと思います・・・・
さて中学受験算数はかなり難易度の高い学問です。もはや公立小学校で習う算数とは別物だと考えても良いレベルです。
このような難易度の中学受験算数をスムーズに進められる御家庭は少ないと感じました。
そこで
どれくらいの割合の御家庭がスムーズに学習を進められるのだろう?
推定してみよう。
という事で推定してみます。
パターン別に考えていく事にします。
優秀なお子様 + 教えるのが得意な親御様
この場合はトップクラス問題集や予習シリーズを進めて算数を極める。
その後、一気に中学数学~高校数学まで一気に極める事も出来るかと思います。
では、この組合せになる割合は如何ほどでしょうか?
かなり精度が低いと思いますが、簡単にフェルミ推定してみます。
数字遊びのようなものです。
かなり精度が低いと思いますので参考値とお考え下さい。
御家庭の状況に関するフェルミ推定
国勢調査の結果によれば 大学進学率は
30代 53.9%
40代 46.5%
となっております。
よって子育て世代の平均大学進学率は 50%くらいですね。
理系は大学進学者全体の4割程度と言われていますから
子育て世代の 親御様全体の 約20% 程度が理系大卒です。
数学が得意な文系の方を全体の10%とすれば
算数~高校数学まで理解出来ている親御様は30%程度でしょうか。
数学の問題が解ける事と数学の指導が出来る事はイコールではありません。教えるのが苦手ではない方を6割とすれば教えるのが得意な親御様は全体の18%と推定出来ます。
※母数が大卒前提となっていますが、高卒の方でも数学の得意な方は大勢います。
しかし、調べてみたものの「高卒で数学が得意な方」の割合を調べるのは困難でしたので、ここでは除外しております。高卒で算数/数学を教えるのが得意な方!申し訳ございません。
よって算数/数学を
教えるのが苦手な親御様 82%
教えるのが得意な親御様 18%
という推定値が導かれました。
想定する組合せのパターンとしては以下のようです。あまり細かく分けても仕方が無いため
優秀 or 一般的 、 得意 or 苦手 で分類してみます。
① 優秀な子 + 教えるのが得意な親
② 優秀な子 + 教えるのが苦手な親
③ 一般的な子 + 教えるのが得意な親
④ 一般的な子 + 教えるのが苦手な親
さて、日本人のIQは100を中央値として概ね正規分布するようです。
IQがそのまま学力に比例するとは思いませんが、仮に上位20%を優秀層とします。
ちなみに以前に調べましたが IQと受験数学の能力に関する相関が認められる論文は発見出来ませんでした。
他に指標も見当たらないため、仕方なくIQを採用しています。
すると
①の組み合わせになる場合は 0.2 × 0.18=0.036 ですから 3.6%です。
②の組み合わせになる場合は 0.2 × 0.82=0.164 ですから 16.4%です。
③の組み合わせになる場合は 0.8 × 0.18=0.144 ですから 14.4%です。
④の組み合わせになる場合は 0.8 × 0.82=0.656 ですから 65.6%です。
家庭でトップクラス問題集や予習シリーズをスムーズに進められる組み合わせを考えます。
① 優秀な子 + 教えるのが得意な親
② 優秀な子 + 教えるのが苦手な親
③ 一般的な子 + 教えるのが得意な親
④ 一般的な子 + 教えるのが苦手な親
① スムーズに進められる
② 苦戦しながらも進められる場合がある
③ 苦戦しながらも進められる場合がある
④ 外部の力を借りなければかなり厳しい
②③の一部を仮に20%程度と推定します。
この一部とは突出して子が優秀な場合や突出して親が教えるのが得意な場合です。
すると
②の一部は 0.164×0.2 =0.0328=3.28%
③の一部は 0.144×0.2 =0.0288=2.88%
となりますから
① + ②の一部 + ③の一部 = 3.6 + 3.28 + 2.88 = 9.76%
となります。
約10%ですね。
以上の計算結果より
家庭学習でトップクラス問題集や予習シリーズをスムーズに進められるのは全体の 約10%
と推定出来ました。
つまり、家庭学習に取組んでいる方の9割程度の御家庭はトップクラス問題集~予習シリーズの流れで苦戦あるいは撃沈するという予測です。
これはちょっと勿体ないんじゃないかというのが私の主張です。
息子の場合は最初に難易度高めの問題集を解かせたところ、拒絶反応が強く、算数が嫌いになりそうな感じでしたし、学習効率も良くないと感じました。
我が家と同じように苦労されている御家庭の方が多いと考え、教科書ぴったりトレーニングによる学習法を推している次第です。
学習方法に関するSharari-manの提言
さて、上のフェルミ推定で推定した通り、約9割の御家庭では苦労しながら中学受験算数の学習を進めている事が分かりました。
この9割の御家庭が苦労する学習方法が 「本当に正しい学び方なのか?」 は大変疑問が残るところです。
上の推定は算数だけですが、国語,理科,社会も同様に難易度が高い訳です。
全教科教えられる親御様はさらに小数でしょう。
もし、トップクラスや予習シリーズを学ばれていて「苦しいな」と思う頻度が高いようでしたら、スモールステップの問題集に切り替えてみては如何でしょうか?
教科書ぴったりトレーニングシリーズに限らず
■教科書ワークシリーズ
■公文のドリル
などでも良いと思います。
お子様に算数/数学嫌いにならずに、楽しく取り組んでもらえるのが一番良いと思います。
もし、現在難易度の高い問題集で苦労されている親御様は一度スモールステップ問題集を検討してみては如何でしょうか。
楽しく学べるのではないかと思います!
トップクラス問題集や予習シリーズを批判しているのではありません。
大変良い問題集だと考えています。
しかしながら、特に、特にトップクラス問題集4年は御家庭を選びます。
解説を読んでも理解出来ない親御様も多いと思います。
トップクラス3年 ⇒ トップクラス4年の 流れで スムーズに進められる御家庭は本当に一握りだと考えています。
予習シリーズにおいても4教科全てを塾のペースで進めるのはかなり大変です。
我が家はこのルートは登頂困難でしたので教科書ぴったりトレーニングを採用する事にしました。
公立カリキュラムでノンビリ進めた後に、中学受験算数に取組んでも中堅~難関までであれば充分間に合うと考えています。
■お子様が算数嫌いになりそう。
■親が指導するのも難しくストレスが溜まる
このような御家庭の方は一度スモールステップの問題集採用を検討しても良いのでは?
という御提案で御座います。
お子様が中学受験算数で苦しんでいても、どうか責めないであげて下さい。
中学受験では本当にレベルが高い内容を学習しています。
スムーズに進められるお子様は一握りだと考えた方が良いです。
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公立カリキュラムの先取りルートの説明です。
我が家の使用した教材です。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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