2024.1.27 加筆修正
さて、表題の件です。以前に運営していたブログ記事の焼き直しです。
実績を基に多少値を修正しています。
Instagramはこちら!
算数道場開所のきっかけ
Sharari-manは以下の記事に示すような現役エンジニアです。
勤め先の企業では研究・開発の傍ら、若手エンジニアの指導を実施しております。
そんなSharari-manですが、Musukoの家庭学習を始めると以下のような気持ちが芽生えました。
- 静岡県内では高度な学問を学べる場所が乏しい
自治会という狭い範囲だけでも良いので出来る範囲で「学びの場」を提供してあげたい。 - 学びたい子供達が自治会に沢山いる
意外と多くの親御様と子供達が学びたいという気持ちを持っていた。 - 子供達の元気いっぱいの笑顔が見たい
楽しそうに学んでいる子供達の笑顔は最高です。 - Sharari-manの自己満足、道楽、楽しみ
新しい事に挑戦する事が大好きです。
静岡県に限らず、他県においても学びたくても学べない環境があるのではないかと思います。
また地域環境でなく、経済的な理由で学びを深める事が出来ない方も大勢いらっしゃると思います。
江戸時代に盛んだった寺子屋では収入に応じた受講料を支払うシステムだったようです。
しかし、現代ではそのような学習塾は殆どなく、経済弱者にとっては厳しい環境となっています。
このような環境下では住んでいる場所や親御様の経済状態によって教育格差が生まれやすく、学びたい子供達が学べない状態になっていると考えました。
そこで一念発起致しまして、地域貢献と実益(道楽)を兼ねて算数道場を開所致しました。
とはいえ手広くやって教育の質を落としてしまっては本末転倒です。
自治会限定の狭い範囲であれば、現役エンジニアを続けながら、指導出来るという試算が得られたので開所しました。
基本無料でやっておりますので、塾を経営されている方からすれば営業妨害に近い状態です。
よって、規模は追わず、狭い範囲で実行し、近隣の塾にはひと声かけるというスタイルで実施しております。
我が家の自治会内には塾は殆どありませんけどね(笑)
自治会から通える範囲内では1箇所くらいのものです。
開所費用
算数道場の基本コンセプトは
授業料無料、教材無料、備品無料、指導無料
のオール無料です。
教材は全て無償支給です。
報酬は親御様と子供達の笑顔だけです。
Sharari-manはそれだけで大満足です。
開所に必要なイニシャルコスト
運営に必要なランニングコスト
は以下のようです。
場所代
自治会が所有している公会堂を利用させて頂いております。
机、椅子など無償貸与です。
よって場所代は無料です。
教材費
★算数★
教科書ぴったりトレーニング4年~中3まで一式【Sharari-man自作の解説書付き】
トップクラス問題集4年【Sharari-man自作の解説書付き】
予習シリーズ4年~6年一式
グノーブル過去問一式
はじめよう高校数学一式
基礎問題精講一式
青チャート一式
計算演習用副教材など
★国語★
SAPI漢
漢字ドリル6年生まで一式
予習シリーズ4年~6年一式
ふくしま式 一式
★理科★
やさしくまるごとシリーズ 小学、中学
予習シリーズ4年~6年一式
その他は希望者のみ
★社会★
SAPIX白地図トレーニング
予習シリーズ4年~6年一式
?に答える小学社会
全員に渡している教材はこのあたりですね。
後は個別に選定して支給です。
難関校を受験するお子様はもっと沢山渡しますし、そうでないお子様はこの程度で充分です。
よって人によりますが概算で
20万円/人 程度
消耗品
エンピツシャープ、ノート、消しゴムなどの文房具一式。
一人あたり 10000円/年
電気代
自治会に使用量として支払い。
20000円/年
遠征費(課外学習、模試)
レンタカー代、高速代、食事代、入園料など
20~30万円/年
備品
□算数道場公式リュック
ノースフェイスの商品を採用しています。
8000円/人
□大型ホワイトボード
大き目で印刷機能が付いている物を採用しています。
10万円
□コピー機
ブラザーの複合機を採用しています。
5万円
その他
Sharari-manの学習用教材
中学受験用の問題集、過去問 多数
高校受験用の問題集、過去問 多数
大学受験用の問題集、過去問 多数
開所前に相当勉強しました。
算数は灘、開成、筑駒あたりの中学、高校過去問
大学数学は旧帝の過去問を中心に。
国語は現代文のみで良いので、参考書を少し読んだ程度です。
20万円程度
費用合計
最初は4名スタートでしたからイニシャルコストは以下のようです。
教材代
20万円×4=80万
備品とその他
15.8+20=35.8万円
イニシャルコスト:約120万円
ランニングコストは以下のようです。
(消耗品1万円×4人) +(電気代 2万円)+(遠征費25万円) =31万円/年
ランニングコスト:31万円/年
工数
皆で集まるのは週1回で4~6時間程度です。
ただし、24時間質問受付対応、個別指導を実施しております。
一般的には一人で実行するのは困難なレベルの工数が発生しています。
平日4時間/日
休日12時間/日
もう少し多い日もありますが、平均するとこの程度だと思います。
年中無休です。
よって4週計算の概算で
4×20+12×8=176時間/月
となっております。
これに加えて OKUSAMAの工数負担が御座います。
OKUSAMAはSharari-manの指示に基づきコピーを取る、採点をするなどの事務処理を実施してくれています。
意外と仕事が多いのよ・・・・
費用はともかく現役エンジニアとして最も苦しかったのが工数捻出です。
仕事も忙しいですから中々工数確保に苦慮しました。
他の趣味は全て断捨離した感じですね。
あまり大きな声では言えませんが、私を含めた昔のエンジニアは 400時間/月 を超える労働をしている方が大勢おりました。
Sharari-manも最大450時間/月 程度は働いておりましたので、その時に比べれば、勤務時間+道場運営を足しても450時間はいかない程度ですから、何とかなるかな! という試算に基づき開所致しました。
道場で採用している学習ルート
道場で採用している学習ルートは以下のようです。
時期によって多少変化していますが、大筋は変わりません。
あとがき
さて、如何でしょうか?
安くはありませんが、この程度の費用が捻出可能な 【定年退職したエンジニアの方】は意外と大勢いらっしゃると思います。
未来ある子供達のために算数道場を開所してみては如何でしょうか?
営利目的ではありませんし、受験合格というノルマもありませんから気楽なものです。
エンジニアとして培った高度な理系学問を子供達に伝授し、未来の科学技術の発展に貢献する。
子供達と一緒に色々な事を学ぶ事が出来る。そして成長していく子供達を観察する事が出来る。
とっても楽しいと思いませんか?
Sharari-manはとっても楽しく運営する事が出来ています。
エンジニアが持つ素晴らしい技術が定年退職で埋もれてしまうのは勿体ない。
私と同じように一念発起して、地域貢献のために算数道場を開所して下さる方が増えると大変嬉しく思います。
そんなに高度な事を指導しなくても、教科書ぴったりトレーニングで中学3年まで教えるだけで充分です。
それだけで地方の子供達にとっては大変な成長です。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
コメント【コメント非公開、メールでの返信を御希望される方はその旨をご記入下さい】