2024.1.21 加筆修正
さて本日はSharari-manのマインドセットについての御紹介です。
このような考え方の人もいるのだなと参考にして頂ければ大変嬉しく思います。
指導目標を立て、達成のための指導をする
子供達を指導するにあたって、まずはそれぞれに対して個別に目標を立てております。
例えば
- 一人で復習が出来るようになる
- 一人でぴったりトレーニングが進められるようになる
- 一人で予習シリーズが進められるようになる
といった定義が明確で簡単な目標です。
目標達成のためには課題を達成していく必要があります。
例えば
■一人で復習が出来るようになる
ためには
- 必要な漢字と語彙力を身に付け一人で本が読める
- 一定時間、椅子に座り学習に取組む事が出来る
- 学習の意義を理解し楽しむ心
などが必要かと思います。
このような能力を身に付けるための指導を反復して行う事で、少しずつ一人で復習が出来るようになります。
上に挙げた内容は一例です。
道場で指導を始めた際に困った例としては
言語能力の成長が未熟で会話が困難である
算数に嫌悪感を持っている
などが挙げられます。
このように目標達成のために 「足りない能力」 は子供によって異なるため、指導者は子供の特性に合わせて指導内容をカスタマイズする必要があります。
言語能力が未熟なお子様の時には
算数の学習などせずに、読み聞かせと漢字・語彙の学習に注力しました。
算数に嫌悪感を持つお子様の時には
お買物の計算、音楽、美術、工作など そのお子様の好きな事に対して 算数がどれだけ役にたっているのかを教え、算数に少しずつ興味を持ってもらえるよう促しました。
これは算数など他の教科でも同様です。
子供によって「足りない能力」が異なるため、「最適な指導方法」は子供によって異なるという事です。
計算能力が不足している
場合の数の数え上げ方が未熟
立式の習熟不足
など、子供達によって問題が解けない要因は異なります。
やる気が無いからではなく、技術が無いから出来ない
Sharari-manは基本的に 出来ないのは技術が無いからだ と考えるようにしています。
一人で復習が出来ない
⇒ 一人で復習をするための技術が足りていないからだ
⇒ ではそれはどのような技術なのか?
⇒ その技術を探し、それを身に付けさせるための努力をしよう
という流れです。
毎日、主体的に学習に取組んでくれない
と嘆いている親御様も多いのではないかと思います。
その原因は主体的に学習に取組む「技術が無いから」出来ないのだと考えております。
そんなのは精神力の問題よ!
自分事として考えていないから取り組まないのよ!
と思われるでしょうか?
そんな風に考えても 子供達が勝手に 主体的に取り組む力を身に付けられる訳はありません。
怒鳴りつけて学習机に拘束しても効率の良い学習が出来るとは思えません。
毎日怒鳴りりつけて、親子共に嫌な思いをするくらいならば、しっかりと子供に何が足りないのかを分析して、足りないものを補うための指導をした方が建設的だと考えております。
Sharari-manは諦めない
子供が主体的に学習に取り組めないのには上述したように技術が無いからだと考えています。
子供達を怒鳴りつけたり、暴力を振るったりして強制的に学習に取組ませるのは 諦め だと思うのです。
算数道場にも色々なお子様がおります。
まだまだ自学自習に必要な能力を身に付けきれていないお子様もいらっしゃいます。
しかしながら、Sharari-manは諦めません。
諦めても楽しくありません。
失敗して、反省して、改良して、技術を磨き向上する。エンジニアマインドです。
子供の成長を諦めず、自分自身の成長も諦めない。
子供達からはお爺さんと呼ばれる年齢ですが、日々自身の成長を実感する楽しい毎日を送れています。
諦めない事は楽しいと思うのです。
成長を諦める。楽しむ事を諦める。技術開発を諦める。
諦めるのは簡単ですが、達成感も得られません。
諦めずに小さな目標を少しずつ達成し、達成感を得る。
このような小さな達成感は 人生を華やかに彩り、「楽しい」という感情を湧き起こしてくれる源泉だと考えています。
以下の教材は【2023年5月時点(小5)】息子が取り組んでいる教材です。
特に語彙本を見て頂ければ 主体的に諦めずに取り組み続けている様子が見えるのではないでしょうか。
このように ボロボロになった本が私は大好きです。
色々な言葉を覚えると小説を読むのがどんどん楽しくなるよ!
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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