2023.12.23 加筆修正
2024.2.15 加筆修正
この時期は道場生の受験も終わり多少工数に余裕が出来ますから、調子に乗って過去記事を更新しております。
定期的に過去記事のアップデートを実施して参ります。
さて、こちらもコメントにて問い合わせを受けましたので、Sharari-manの意見を書かせて頂こうと思います。
はじめに
本記事は 可能であるか? という事にフォーカスした記事となっております。
家庭学習と通塾の違い、メリット・デメリットに関する考察は以下の記事で行っておりますので、御興味のある方は御覧下さい。
結論-Conclusion
家庭学習のみで最難関中学に合格する事は可能だと考えております。
全員が合格出来るとは言いません。
いくつか条件も御座います。
- 高い情報収集能力を持つ親御様である事
- 適切なカリキュラム、適切な教材を使用して学習する事
- 子のモチベーションコントロールが出来る事
- 親子で楽しく家庭学習に取組める事
などが挙げられます。
情報収集能力が大変重要でしょうか。
自身で判断出来ない時は頼れる方に聞いても良いですし、家庭学習でカバーしきれないと感じた場合はスポットで家庭教師に依頼しても良いでしょう。
情報収集能力と判断力があれば意外と何とかなるものです。
理由-Reason
合格するためには
- 合格に必要な学力
- 本番で力を出し切るためのメンタル
が必要です。
これらを身に付けるためには例えば以下のような準備が必要です。
- 志望校合格に必要な学力の分析
- 必要な学力を身に付けるためのカリキュラムの履行
- 学習効率を高めるためのモチベーション管理
- 受験に関する情報収集(受験スケジュール設定など)
これらが塾でしか出来ないかと言えばそんな事はなく、御家庭でも充分可能であると考えております。
志望校合格に必要な学力の分析
過去問が簡単に手に入る時代です。これらを親御様が分析しても良いでしょう。
以下の記事なども参考になるかと思います。
必要な学力を身に付けるためのカリキュラムの履行
「予習シリーズ」という強い味方がありますから、本教材を愚直に進めていけば良いと考えます。
カリキュラムも提示されており、家庭学習のみでも進捗管理がしやすい教材となっています。
モチベーション管理
学習効率を向上させるのはモチベーションです。
「楽しい」「もっとやりたい」
お子様が自ら考え、自ら行動出来るよう促す必要があります。
受験に関する情報収集(受験スケジュール設定など)
中学受験塾に通うメリットは受験に関する情報収集をしなくて良い事です。
受験に必要な手続きは?
前受けはどこが良い?
同偏差値帯の受験スケジュール設定は?
合格した場合の入学金処理は?
これらを殆ど外注出来ます。
家庭学習のみで中学受験をする場合は、これらの情報を親御様が調べ、対処する必要があります。
しかしながら現代はインターネットで容易くこれらの情報を収集可能です。
親御様が調べる事は不可能ではありません。
以上の事から、塾に通わなければ「合格に必要な学力を身に付けられない」とは言えず、御家庭の努力に学力は身に付ける事が出来ると言えます。
これが 合格出来る理由 です。
証拠-Evidence
具体的な例としては
算数道場から3名 最難関中学に合格しております。
こちらは合格証を提示出来ないため証拠としては弱いかと思います。
これもインターネットを検索すれば、簡単にいくつもの事例を見つける事が出来ます。
信憑性は定かではありませんが、アメブロなどで検索をかけても沢山見つかると思います。
有名な方ですと以下の方でしょうか。
この方のカリキュラム設定は我が家と大変酷似しております。
特に算数に関しては 予習シリーズ以降は殆ど同じです。
グノーブルの過去問に取組んでいるところも同じです。
※グノーブルはSharari-manはかなりオススメしております。
相違点と致しましては 我が家は
■ぴったりトレーニング中3までを先行して学ぶ
■予習シリーズと並行して高校数学を学ぶ
という点でしょうか。
以上のように 「塾無しで最難関中学に合格」 という事例は意外に多く見つかります。
よって 家庭学習のみで最難関中学に合格する事は可能である と考えています。
結論-Conclusion
以上の事から、家庭学習のみで最難関中学に合格する事は可能だと考えております。
全員が合格出来る訳ではありません。
容易ではない事は事実であり、親子共にかなりの工数を消費する覚悟が必要です。
しかしながら、理由と証拠からも明らかなように 「不可能」 ではありません。
以下の記事にて家庭学習と通塾の比較しております。御興味がある方は御覧下さい。
あとがき
さて、本ブログに訪れて記事を読んで頂いている方でしたら、アメブロなど様々な媒体で教育記事を読まれていると思います。
頑張っても成績が向上しないお子様が描かれた記事
トップをひた走る親子の記事
色々な記事があります。
また、本記事について
結局は子供の才能次第なんじゃないの?
都合の良い事ばかり書いてミスリードしているわ!!
なんて思われる方もいるでしょうか?
これも何度も書いておりますが以下のように考えております。
「才能」なんていう目に見えないものを信じて、ガッカリして、モチベーションを下げてしまい、目標を諦めるくらいならば、例え目標に届かなかったとしても、必死に足掻いて一歩でも前に進んだ方が建設的である。
エンジニアの仕事を観ても・・・・
出来るか出来ないか
上手く行くか行かないか
全く見当も付かないけれど、自分の理論を信じて頑張ってみよう。
このような案件は山のように存在します。
また、時間のスパンにおいても「10年研究してダメだった」なんて事はザラにあります。
原子力発電所なんて設計してから結果が分かるのは15年後かかります。
ロケット開発だって定年までにロケット3~4機飛ばせれば良い方です。
上手く行かないかもしれないから諦めよう・・・
才能がありそうも無いから諦めよう・・・・
天才じゃないと無理よ・・・・
中学受験・高校受験なんて所詮は長い人生の中にある小さなマイルストンです。
合格出来なくても死ぬ訳ではありません。
精一杯努力した分、努力しなかった世界線の自分に比べて確実に能力は向上したはずです。
楽しい家庭学習に取組む事で親子の楽しい思い出も残ります。
是非、成績だけに囚われず親子それぞれの成長を楽しみながら家庭学習に取組んでみて下さい。
良いじゃないですか。頑張った結果 「難関」「最難関」に届かなかったとしても。
笑顔で楽しみながら学習に取組んだ思い出が残り、10年後にお子様から
あの頃の父さんとの家庭学習、最高に楽しかったよね!
凄く良い思い出だよ!
と言ってもらえたら最高ではありませんか?
私にとっては10年後に息子にそう言って貰える事、それが家庭学習の目標と言っても過言ではありません。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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