さて、表題の件です。
本記事は子供でも分かり易いように書いています。
利他の心 というのは
周りの人達、皆のためになる事を自分から積極的に行う事が自分自身の幸せにつながる
という考え方です。
京セラ という会社を作った 稲盛(いなもり)さんという方は この考え方を基にして、会社を大きく成長させた とっても有名な方です。
学校や社会では利他の心がとっても大切
学校で自分が得をする事ばかりしたら、どうなるでしょうか?
競争だから他の子に勉強を教えたら損するわ!
どうでしょう?
本当にそう思いますか?
皆で成長をすると、もっと良い学びが得られるかもしれません。
友達が勉強を好きになってくれるかもしれません。
友達と一緒に勉強して楽しめるかもしれません。
周りの人が喜んでくれたら、嬉しくなりませんか?
誰かの笑顔を見たら、自分も笑顔になりませんか?
社会に出ると色々な人と協力しないと上手く仕事が進みません。
学校で
「どうやったら喜んでもらえるかな?」
「どうやったら協力してもらえるかな?」
と考えて行動するクセをつけていると、社会に出てからもとっても役に立ちます。
学校という組織(そしき)も沢山の人達が協力して出来ているんですよ。
- 学校を建設してくれた人達
- 学校の設備(せつび)、例えばエアコンや机やいすを作ってくれた人達
- 勉強を教えてくれる先生
- 先生の仕事を管理しれてくれる人達
- 授業を受けて、掃除をして学校を綺麗にしてくれる子供達
この人達がそれぞれ自分の利益しか考えていなかったらどうでしょう?
学校を建設してくれる人手を抜いて建設をしたら、地震で崩れてしまうかもしれません。
設備を作る人が手を抜いたら、夏場の暑い日にエアコンが故障して、熱中症になってしまうかもしれません。
先生が手を抜いたら、楽しく授業が受けられないかもしれません。
先生の管理をしてくれる人が手を抜いたら、先生の仕事がどんどん増えて疲れてしまうかもしれません。
子供達が掃除をしないと、教室がどんどん汚くなって病気になってしまうかもしれません。
誰かのために!
という行動は巡り巡って自分の基に帰ってくるものです。
自業自得 という言葉がありますが
自分が行った業(ごう:行動)は
自分が得る事になるよ。
という意味です。
良い事も悪い事も結局自分のもとに帰ってくるものです。
周りのために頑張ったら、周りの皆が笑顔になってくれた!
それを見た自分も笑顔になれた!
気付きにくいかもしれませんが、これも良い事でしょう?
笑顔になれたというだけで良い事です。
【信用】がとっても大事
本当は安くて性能が低い商品なのに、ウソをついて「高くて性能が良い」と言って商売をしたらどうなるでしょうか?
短い期間だけ見れば、売上が大きくなって儲かるかもしれません。
しかし、長い期間で見れば、【信用】がなくなり、「この人はウソばかり」と思われ、商品が売れなくなります。
社会というものは【信用】がとっても大事なんですよ。
【お金】というものは実は目に見えない【信用の一部】を形にしたものです。
この人の事を信用しているから、【お金】を出して商品を買おう
この人の事を信用しているから、【お金】と商品を交換しよう
こういう事なのですね。
皆も【先生の事を信用している】から「授業で聞いた事を覚えよう!」と思うはずです。
【お父さん、お母さんを信用している】から、家で安心して暮らせているはずです。
【信用】してもらうためにはとても長い時間、利他の心で他人と接する必要があります。
しかし、【信用を失う】のは一瞬です。ウソをついたり、自分の得になる事ばかりをしていると、すぐに誰も信用してくれなくなります。
皆も風邪をひいたりして病院に行った事があるでしょう?
先生の声を聴いて安心出来ましたか?
先生の話し方は優しかったですか?
先生の話は分かり易かったですか?
先生の話はとっても分かり易くて、優しくて、声を聴くと安心出来た
すると「先生の言う通り安静にしてみよう」、「薬をちゃんと飲もう」、こんな風に思えませんか?
病院の先生は【子供達に信用してもらうため】に沢山工夫をしているんですよ。
【信用】してもらえないと、皆に行動してもらえないからです。
安心して暮らして、皆に元気になって欲しいからです。
Sharari-manは算数道場という場所で子供達に算数を教えています。
そこでも、指導している子供達に信用してもらうために、ウソをつかず、正直に、皆と一緒に成長するために一生懸命勉強しています。
子供達もSharari-manの事を信用してくれて、一生懸命頑張ってくれています。友達同士で分からないところを教えあっています。
自転車に乗って皆で全力で笑顔で遊んでいます。
それを見て、Sharari-manは 「もっと頑張ろう」「もっと信用してもらう」「もっと成長させてあげたい」
こんな風に思います。
- Sharari-manが一生懸命指導して信用してもらう
- 子供達はSharari-manを信用してくれて、勉強も遊びも全力で頑張る
- それを見たSharari-manはもっと頑張る
- もっと頑張ったから指導の効率が上がる
- 子供達はもっと勉強が楽しくなり、もっと頑張る。
子供達もSharari-manも良い事ばかりでしょう?
お互い楽しくて、どんどん効率も良くなる。
人を信用して、人から信用してもらうのは豊かな生活を送るためにとっても大事な事です。
みんなも 周りの事を思いやり、感謝し、社会や地域のために働き、それが楽しいと感じるようになって欲しいと思っています。
周りの笑顔を見て、自分も笑顔になれる。
勉強も遊びも全力で楽しむ。
Sharari-manは算数道場の子供達と全力で楽しんでいますよ。
僕も友達に教えるのが楽しいし、教えてもらえると嬉しいです。
皆で成長するのがとっても楽しいです。
協力しないと出来ない事が沢山あります。
皆も協力して何かをする事が楽しいと思ってくれると嬉しいな!
さて、子供達でも楽しみやすい映画の紹介です。
村で暮らす仲間達のために、自分の利益を無視して一生懸命頑張るオジサンのお話です。
エンターテイメントとしても、とても楽しい作品に仕上がっています。
誰かのために頑張るのはとても良い事だというのが、良く伝わってくる、子供達に是非見て欲しい映画です。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
コメント【コメント非公開、メールでの返信を御希望される方はその旨をご記入下さい】
コメント一覧 (2件)
Sharari-man様
こんばんは。利他の心、全く持ってその通りですね。分かりやすい文章ですーっと入ってきます。
私が仕事で心掛けているのは、利他という意識ではありませんが、信じてもらうこと、です。それが巡って利他の心に通じていくとしたら、望外の喜びです。
また素晴らしいコラム、宜しくお願い致します。
ぞうさん様
Sharari-manで御座います。
いつもコメントありがとう御座います。
【誰かに信用してもらうための行動】というものは利他に繋がるものなのだと考えております。
誰かのためを思った行動を心掛ければ信用が得られます。
また、自分の視野も広くなり、より良い行動が出来るようになると考えております。
まだまだSharari-manは未熟ですが、関係する皆様の信用を得られるような行動を続けて参りたいと思います。
コメントありがとう御座いました!
ではまた!