2024.3.27 加筆修正 辞書追加
本記事は我が家の漢字学習ルートを分かり易くまとめた記事です。
若干異なりますが、近所の子供達に教える際も同じルートで学習指導しています。
漢字の読みと意味の学習
読みと意味が分かれば、読書が出来ます。
読書が出来れば楽しく「読み」の復習が出来ます。
例えば看板やテレビの字幕も分かるようになり、生活の全てが復習の場となります。
よって
漢字は 読み と 意味 の学習が最優先
と考えています。
学習にはこちらの教材を採用しました。
まず、上の記事のような作業を実施して漢字の読みと意味を詰め込みました。
完全に軍隊式の最高効率訓練です。
ちなみに子供の負担は高くありませんが、親の負担がかなり高いです・・・・。
暗記学習は高速反復学習が効率が良いので仕方ありません。
毎日少しずつやるより、ある一定期間、高速反復学習をした方が確実に定着率は高いと思います。
書き順と書きの訓練
実際には①の作業と並行して実施しています。
書きは覚えるのに大変時間がかかります。
書き順、部首など覚えなければならないデータ量が膨大ですから仕方がありません。
気長に反復学習を続けるしか方法はありません。
我が家は くもんの小学ドリル シリーズ に 2年生~6年生まで取り組みました。
1周ではとても定着しないため それぞれ 2周ずつ 取り組みました。
ドリルは正直なところ何でも良いと思います。
お子様が気に入ったデザインのドリルを購入されれば良いと思います。
我が家では特に特別な進め方はしておらず、愚直に毎日数ページずつ取り組みました。
書き順と書きの訓練の進め方
上述したように特別な取り組みはしておりませんが、参考に我が家の手法を御紹介させて頂きます。
毎日、朝漢字 + 夜漢字 という形で
10~15分程度 実施しておりました。
漢字書きとりと熟語の学習で 2枚/日 ずつ進めます。
おおよそ 1日 5文字学ぶ感じになりますから 小学6年までの漢字1026文字が
1026 ÷ 5 ≒ 200日
で終わる計算です。ただし、2周ずつ回しましたので 400日計画ですね。
約1年1ヶ月程度で 2周終わる計算です。
残念ながらこの程度の学習では全く完璧になりません。
ざっと書き方と熟語を覚えるというイメージで良いと考えております。
漢字は小学校の宿題でもやりますから、先取りで完璧にしなくても良いと考えています。
もし、完璧にしていたとしたら、学校の宿題の時間が無駄になるとも言えます。
よって、概ね知っているというレベルに仕上げて、学校の宿題で完璧にする。
このような進め方が効率が良いと考えています。
さかもと式で仕上げる
ここまで来たら、次はさかもと式に取り掛かります。
これは中学受験レベルの漢字と熟語が学べる問題集です。
このレビュー記事に書いていますが、この問題集をひたすら反復学習しております。
まずはこの1冊を完璧にすれば、膨大な量の熟語と慣用句がインプットされます。
英単語暗記などで良くやる、チェックボックスにチェックを入れる方法は使いませんでした。
これは小学生の場合、この問題集にあるような言葉が普段の会話で出てくる頻度が低いためです。
よって普段の生活で復習する事が難しいです。
そのため、定着させるには全問反復学習をした方が良いと考え、全問回していました。
1年やれば6周は出来ますから、さすがに殆ど覚えます。
近所の受験生に指導した際に 最後の1周は最終確認用にチェックボックスを使いました。
殆ど正解でしたが、多少は穴があるので、最終チェック時に チェックボックスを使う方法が良いと思います。
中学受験を予定されている方は 本問題集と以下のいずれかの問題集を使い2冊体制で回しても良いと思います。
受験生の指導では さかもと式 と でる順過去問 の2冊体制でゴリゴリと回し続けました。
この2冊で殆どの学校の問題が網羅されているように思います。
私は何の工夫もせずにコピーをして、コピーした用紙に直接書き込める問題集が好きなので、さかもと式が好きです。
他の問題集は赤シートで隠しながら他の用紙に書くスタイルだと思うのですが、手間がかかるため好きではありません。
漢字と標準的な熟語は さかもと式 と でる順で殆ど網羅されると思いますので中学受験レベルならこれでクリアー出来ると思います。
さかもと式の代替 および その次
さかもと式 以外では 以下の問題集が殆ど さかもと式 と同じレイアウトであり、かつ全ての熟語の意味が記載されているため、大変おすすめです。
現在指導中のお子様にはこちらの問題集を提供しています。
高校範囲意向の問題集もあり 同じレイアウトで学び続けられるため、大変使いやすいと思います。
辞書
さて、問い合わせがありましたので辞書を追加しました。
紙の辞書としては以下の書籍くらいです。
正直あまり使っておりません。
こちらの電子辞書とIpad とアマゾンのアレクサがメインです。
電子辞書の方が辞書引きが早い場合が多いですし、関連語も豊富に掲載されておりますから、特に不満はありません。
紙の辞書は周辺の関連語や周辺の語彙が自然と目に入るから学習効率が高いわ!
このような意見もあるかと思いますが、「関連語を興味を持って読むお子様なら」という前提ですね。
■辞書は言葉の意味を調べる物
■語彙力は語彙本で身に付ける物
と分けて考えても特に問題は無いと考えております。
我が家と道場はこのような方針ですから、電子辞書で特に問題無いと考えており、道場生にも電子辞書を配布しております。
語彙力
漢字と一緒に語彙の学習は如何でしょうか?
語彙の学習も大変重要です。
以下の記事におすすめ教材をまとめておりますので是非ご覧下さい。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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コメント一覧 (2件)
さらーりさん、こんにちは。
初めてこちらにコメントします。amebloのベリーズです(^^)
サピ漢を買いました。いよいよ、これから熟語の勉強に入りたいと思います。こちらの記事を参考にさせていただきます♪
やり方を教えていただきまして、ありがとうございます。
まずは音読をがんばりますp(^_^)q
ベリーズ様
こんばんは。Sharari-manで御座います。
いつもコメントありがとうございます^ ^
ブログ拝見致しました。いつも楽しく頑張っておられますね!
算数の定義暗記カードも素晴らしいと思います。
我が家の漢字学習は少し特殊ですから全てのお子様に合うとは限りませんが、参考になる部分があれば大変嬉しく思います。
漢字は 「読み」と「意味」が分かるようになれば、小説などの様々な書籍を楽しく読めるようになり、漢字学習のメリットを感じられると思います。
「書き」は暗記しなければならない項目が多く容易ではありません。
よって「読み」と「意味」を習得した後に 地道に「書き」を進める方法をオススメしております。
「漢字の書き習得は容易ではなく、忘れるものだ」と思って温かい気持ちでお子様と取り組むと良いと思います。息子も道場生もすぐに忘れますよ^ ^
また何かありましたらお気軽にコメント下さい。
ではまた!