本記事は基本的な学習の進め方に関する記事です。
方針と手順を簡単に手短にまとめたものです。
家庭学習を始めるにあたり先に【明確な目的】をと決めておくと良いと思います。
例えば
楽しく暮らすための知恵と教養を身に付けさせたい。
医者になりたい
エンジニアになりたい
何でも良いと思います。その目的が後で変わっても問題ありません。
目的が変われば軌道修正すれば良いからです。企業活動でも目的が途中で変更になる事は頻繁にあります。
目的がはっきりしていないと
あれ?何のために頑張ってるんだっけ?
となってしまいます。
難関中学合格、難関高校合格、難関大学合格、資格取得も全て通過点です。
社会に出て何を成し、どのように社会貢献をするのか?
が重要ですから、先々を見据えた計画立案をすると良いと考えております。
例)
目的:医者になり医学の道で社会貢献がしたい
目標:医師免許の取得
課題:医学部に合格するための学力習得、医学を扱うための道徳観習得
ここから小課題を抽出していきます。
例えば医学部に合格するための学習ルート策定、情報収集などが小課題となります。
基本的な指導目的と指導方針
指導目的
子供達に社会貢献をしながら面白可笑しく暮らすための能力を身に付けさせる事
課題
- 論理的思考力を高める事
- 読解力・条件整理能力を高める事
- 漢字・語彙を学び日本語表現の幅を広げる事
- 基本的な倫理観と道徳観を身に付ける事
指導方針と指導手法
■一人で主体的に学び進める力を身に付けられるようサポートする。
解法を教えるのではなく、自分で考え、参考書や問題集を一人で進める事が出来るための指導をする。
セルフモチベーションコントロール術、漢字・語彙・調べ方・本の読み方など
「1人で学ぶ」という技術を身に付けるための指導
■算数・数学・国語の学習を通じて論理的思考力と読解力を身に付けられるよう指導をする。
例えば プログラミング というスキル 設計/開発というスキル は 成し遂げたい事を 論理的に分析し、論理を構築した後に それを形にするためのスキルです。
論理的思考力が無い場合、手戻りばかりが増えてしまいます。よって最も大事なのは目的を成し遂げるための論理を構築する作業です。
■座学だけでなく校外学習・体験学習を積極的に行う。
学校では出来ない体験を重視する。
例えば機械工作を学ぶための工場見学。
溶接・鋳造・機械工作の実技指導。
危険物の取扱い
など
■サイクリング等を通じて体力面の向上を図る。
成長期の子供が成長するための適度な運動と適切なオヤツの提供。
周囲を思いやる心の養成。
Sharari-manの技術者らしい特徴的な考え方として
「1人で学ぶ」というのは技術
だと考えています。
ある日、突然自学自習出来るようになる訳ではありません。
また自学自習しているように見えても、進め方が分からず右往左往している場合もあります。
■分からない時の調べ方・聞き方
■やる気の出し方
■本の読み方
こういった基本的な事すら子供にとっては練習が必要な課題です。
具体的な指導方法
以下の記事で示す教科書ぴったりトレーニングは 大変解説が丁寧な問題集 です。
この問題集に取組んでみて 「1人で進められない」 場合は 上述したような 調べ方・聞き方・読み方 が分かっていないはずです。
解き方や考え方が書いていますからね。それを読んで理解出来ないという事は
「言葉の定義を理解出来ていない」
「分からない時の調べ方が分からない」
「どうやって聞けば良いか分からない」
はずです。
お子様によって習熟状況は異なります。
算数道場では
「教科書ぴったりトレーニング」 を1人で進められる事
をベンチマークとして、それが出来るようになるための指導 をしています。
塾や予備校のように 問題の解き方を教え続ける ような手法では指導していません。
「1人で学び進める力」
が社会で最も役に立つ汎用的なスキルだと考えています。
特に 言葉の定義の理解 が不十分なお子様が多いように感じますから、家庭学習では言葉の定義の確認 を事細かに、入念に取り組む事をオススメ致します。
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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