さて、表題の件で御座います。
私にとっての幸福とは
私にとっての幸福とは何だろう?
と考えた時にまずはマズローの欲求を思い浮かべます。
人間の欲求を「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5つの階層に分かれているとする理論です。
私の場合はとうの昔に承認欲求は無くなり、自己実現欲求のみになりました。
自己実現=自分自身の成長によってなりたい自分になる=目標を成し遂げて強い達成感を得る
このように考えておりましたが、最近は少し様子が違います。
この記事で書きましたが、子供達が成長する様子を横で見ていると
幸せだなぁ・・・・
と感じます。
この気持ちは何故湧き上がるのだろう?
と考えてみました。
仮説
子供達を成長させる事が出来た = 指導者として成長出来た = 成りたい自分に成れた
検証
自己実現欲求が満たされ、その結果 幸福感 が得られるのかもしれません。
しかしながら、何だか少し違う気もします。
成長したなぁ ⇒ 指導者として成長出来た
と考えるタイミングで 幸福感 が湧きあがるのではなく
A君も一人で取組めるようになり、成長したなぁ
と思った瞬間に 幸福感 が湧いているようにも感じます。
他者実現欲求とでも言いましょうか。
他人の成長を喜べるマインドになってきたのかなぁと思います。
昔はこんな事は無かったのですよ。
自分の成長のためにガムシャラに勉強しており、それにより得られる「成長」に喜びを感じておりました。
この時は やはり
より良い技術開発が出来た!
成長した!
と思えた時に 「幸福感」 を感じておりましたので、現在とは違いを感じます。
幸福な家庭学習
上述した通り、私の場合は「子の成長」を感じると幸福感を得られるようですが、一般的ではない気がします。
一般的には 「親子共に成長する」 事が幸福感を得る事に繋がると考えています。
何度も書いておりますが
親は子育て業界の新人!
子は学習業界の新人!
こう考え家庭学習に取組むのが良い気がしております。
親は 子育て、家庭学習を通じて 指導者として成長していく。
子は 学習、親子の会話を通じて 学習者として成長していく。
お互いがそれぞれ未熟な事を認め、優しい気持ちで、お互いが楽しめるように取り組んでいくのが、幸福な家庭学習に繋がると考えております。
相対評価で高い評価を得る事だけが成功ではありません。
家庭学習に取組まなかった世界線 と比較して 親子共に成長を感じられれば大成功です。
我が家ではこのような絶対評価で評価をするように努めております。
ぜひ、目を凝らしてお子様を観察してみて下さい。
きっと、取組まなかった世界線と比較して成長しているはずです。
単純な「テストの点」で測れない部分の成長が観えるはずです。
- 集中力が向上している
- 丸付けが一人で出来る
- 楽しんで取り組めている
- 昨日より長く勉強出来た
- いつも笑顔
- 愚痴が減った
- 会話の中で使う語彙レベルが向上した
- 読書量が増えた
こんな他愛も無い事で良いと思います。お子様にぜひ
昨日より集中出来たね!
読書量が増えたね!
いつも笑顔で取組めているね!
と声をかけ 褒めてあげて下さい。
そして自分自身を
今日は良い声掛けが出来たな!
今日は子の良いところをまた一つ見つけられた!
今日は上手く怒りをコントロール出来た!
と褒めてあげて下さい。
未熟な自分の成長を喜び、未熟な子の成長を喜ぶ。
幸福な家庭学習とは こういうものなんじゃないかなぁと思うのです。
まとまりのない話になりましたが、我が家の考える「幸福な家庭学習」とはこのようなモノです。
親子それぞれが未熟な事を認め合い、優しい気持ちで、お互いが楽しめるように取り組み、それらを通じて親子共に成長する。
ぜひ親子で楽しい家庭学習を!
我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。
ではまた!
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