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成長を感じた夏休み

さて、久しぶりの投稿になります。

出張で インド・タイ・フィリピンなどの新興国を巡回しておりました。

インド地区はまだまだインフラが不安定な地域も多くブログ更新もままならない状態で御座いました。。。

Sharari-man

食事は不味くはありませんが、毎日食べていると飽きてくる感じでしょうか。
海外に行くと、やはり日本の食事は平均点が高いのだなぁと思います。

インドは本当に若い方が多いです。平均年齢も28歳程度です。

勉強熱心で数学が得意な方も多く、インフラなどの環境整備が進めば、より一層発展するであろう事を感じられました。

一方で身分制度が根強く、欧米諸国などとのビジネスが上手く行くかな?
という懸案事項もあります。

とはいえ、平均年齢28歳、人口14億人という凄まじい人口ボーナスがありますから今後発展を遂げていく事でしょう。

算数道場の世代の子供達が社会に羽ばたく頃にはインドビジネスも発展しているでしょうから、インドでの経験を子供達に伝えておこうと考えております。

目次

夏休みにしか出来ない事を通して成長する

さて、夏休みは色々な事に取組みました。

特にプロジェクトマネジメントに関するスキル向上に注力致しました。

具体的な例を挙げますと・・・・

  • 家族旅行の訪問地の立案(プレゼン)
  • タイムスケジュール立案(プレゼン)
  • 学習スケジュールの立案
  • ロボット設計計画の立案

などを実施してもらいました。

家族旅行 訪問地の立案

候補地の調査・選定を実施し、パワーポイントを使い資料を作成しプレゼンをしてもらいました。

C:Conclusion(結論) 訪れたい場所はどこか?

R:Reason(理由)なぜそこに行きたいのか?

E:Evidence(証拠・事例)行くとどんな楽しい事があるのか?事例紹介

C:Conclusion(結論)・・・だから、ここに訪れたい

いわゆる CREC法 を用いて相手を説得する手法を学んでもらいました。

本人も旅行に行きたいという意思がありましたので、大変モチベーション高くプレゼンを実施してくれました。

このような身近な話題を用いて、プレゼンに取組むのはとても良い事です。

CREC法は友人に物事を説明する際にも有用です。本事案で学びが深まったと感じております。

タイムスケジュールの立案

インターネットで観光地を調べる
グーグルマップを用いて観光地間の移動にかかる時間を調べる
観光地で観光する際にかかる時間を想定する
真夏の暑さで疲れた場合に休憩する場所を調査する(時間も)

調べた内容をまとめ、タイムスケジュールを作成し、プレゼンする。

これらの内容を調査し、子供が一人で決めるのは大変です。

しかし、これも技術の一つですから、いつかは出来るようにならねばなりません。

社会に出れば出張のタイムスケジュールを自ら考えねばなりません。

このような内容は塾で学べる内容では御座いません。
家庭学習でのみ取組む事が可能であり、かつ社会で非常に有用なスキルであり、かつ受験勉強にも活かせる内容であると考えております。

学習スケジュールの立案

夏休みは

各教科で必ずやらなければならない内容

だけを提示し、息子に学習スケジュールを立案して進めてもらいました。

真の自学自習に向けた取組です。

  • 睡眠・食事・手洗い・フロなどの必須項目に必要な時間を試算する
  • 課題の処理に必要な時間を概算する
  • 内容に飽きないよう工夫する
  • 適切な休憩時間を設ける
  • 上手く行かなかった場合の案を考えておく

さて、現代の受験勉強では処理しなければならない科目・問題集はインターネットで調べればすぐに見つかります。

大学受験数学であれば、青チャート、FOCUS GOLD などです。

家庭学習にとって大事なのは これらの問題集を処理するカリキュラムを適切に設定する事です。

また、特に大事なのは 青線部 「上手く行かなった場合の案」を考えておく事です。

Sharari-man

計画を立案し、実行する中で上手く行かない部分が必ず出てきます。
この上手く行かない事案に直面した際に、文句を言うだけではなく、修正しながら前向きな気持ちで進める能力が社会では求められています。

家族旅行の立案、学習スケジュールの立案、これらの内容は全て社会に出てからも役に立つ内容だと考えています。

普段の生活から学びを得るという事です。

Sharari-man

このような計画立案・プレゼン・計画修正という能力も 技術 だとSharari-man は考えております。
子供達には必要な 技術 を身に付け、社会で活躍出来る能力を身に付けさせてあげたいと考えて取り組んでおります。

Sharari-man

このような身近な内容を通じて学ぶ事は
「楽しい家庭学習」
に相応しい、楽しく取り組める学びだと考えております。

ロボット設計計画の立案

こちらはより具体的であり、より実践的な内容です。

  • 機械構想設計
  • 制御構想設計
  • 機械詳細設計
  • 制御詳細設計
  • 部材の調達
  • 調達部材の管理
  • 調達部材の配膳
  • 組立・調整
  • デバッグ
  • 機能検査
  • 外観検査

機械に関しては Sharari-man は いわゆる プロフェッショナル ですから このような本格的な内容に取り組んでおります。

こちらに関してはどの御家庭でも取り組める内容ではありません。
しかしながら、親御様は何かの職業に就かれているでしょうから、その職業に応じた内容を指導する事は可能であると考えています。

成長を感じた夏休み

さて、これらの内容に取り組んできた夏休み。

息子の成長を感じられます。

Musuko

父さん
C:~がしたいんだよ。
R:~だからね
E:~という良い事もあるんだよ
C:だから~させて欲しいんだ

上手く CREC法を使って話が出来るようになってきました。

Musuko

来週から学校が始まるから、~を~までに準備しておかないとね

色々な事を計画立てて考えられるようになってきました。

Sharari-man

本記事で紹介した「計画」だけでなく、国語学習を通じて、語彙力も向上したため、親子間の会話が非常にスムーズになったと感じます。

Sharari-man

様々な事から実践的な学びは得られるものだし、それらを通じて大きく成長する事が出来る。
そう感じさせてくれる息子の成長で御座いました。

あとがき

「受験勉強」だけに囚われていては 一般常識や計画力は育ちません。

社会で必要とされている能力は何なのか?

職に就かれている親御様でしたら皆様が「御自身の職場で必要とされている能力」について考え、それを養うために必要な事に お子様と一緒に取組んでみては如何でしょうか?

家庭学習では 「受験勉強」 に必要以上に拘束される必要は無く、自由に学ぶ内容・学び方を選択する事が出来ます。

まだまだ未熟な子供に取って家庭で行う全ての事が学びに成り得ます。

例えば 炊事洗濯掃除 においても

炊事:どの順番で調理していけば効率良く調理出来るか?
洗濯:どの順番で干せば良いか、肉厚なタオルなどは隣と間隔を広めて乾きやすく
掃除:どの順番で掃除を進めれば合理的か?(二度手間が無いか)

など沢山の事が考えられます。

要は どんな物事に取組む時でも 「考え続ける事」 が重要です。

道場生や息子には 「考える楽しさ」 を伝え、今後も「考え続ける事が楽しい」と感じてもらえるよう指導を続けて参りたいと考えております。

さて、まだまだ暑い日が続きます。
体調に気を付けながら、是非楽しい家庭学習に取組んでみて下さい。

夏休みも終わりです。子供達は一生懸命頑張りました。
他の子と過剰に比べる事無く、是非、絶対評価でお子様を褒めてあげて下さい。

Okusama

夏休み、一生懸命頑張ったね
とっても成長したね
母さんはあなたの成長が本当に嬉しいよ
母さんもまだまだ未熟だから、これからも一緒に成長していこうね。

反応が表面上薄かったとしても、きっと喜んでくれていると思います。

我が家の学習事例が少しでも家庭学習に取組む皆様の御参考になりましたら望外の喜びです。

ではまた!


 

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この記事を書いた人

日本で働く技術者です。
ブログ運営目的は我が家の学習情報提供を通じた社会貢献です。
地域貢献を兼ねて地域限定で算数の個別指導を行っています。

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コメント一覧 (5件)

  • さらーり様出張お疲れ様でした。
    アメブロ時代からいつも更新を楽しみにしていました。
    年中の娘の学習のことで悩んでおり、もし良ければご意見いただけると助かります。

    娘は公文で小学校3~4年生の内容を学習しているのですが、計算のやり方や音読など私が声をかけて補助しないとできなくて、明らかに本人の能力をこえています。
    こんなに親が手伝いながらやっていて意味あるのかなといつも悩んでいます。
    最初は本人もプリントを楽しんでやっていましたが、最近は常に本人にとっては難しい問題なのでモチベーションが下がっています。
    公文の先生はどんどん先へ進めて公文内での表彰を目指しましょうというお考えです。(小1までに中1範囲に入ると幼児優秀児認定テストというものを受けられるため)

    さらーり様は幼児期の先取りについてどう思われますか?
    ご子息は小学校入学後に先取り学習始められたかと思いますが、幼児での先取りはあまり意味がないのでしょうか?
    幼児に先取り学習をさせるのは親子ともにかなり苦労するため、効率が悪いなと最近感じています。
    しかし、今やめてしまうとせっかく頑張ってできるようになったことを一瞬で忘れてしまうと思うので、なかなかやめられずにいます。
    さらーり様はもし現在、幼児のお子様がいらっしゃれば、いつから先取り学習を始められると思いますか?
    もし、良ければ教えていただけると助かります。
    よろしくお願い致します。

    • nana様
      Sharari-manで御座います。

      いつもご愛読ありがとうございます。
      以前のブログから読んで頂いていたとの事、大変嬉しく思います。

      さて、御質問に回答させて頂きます。
      ★★★
      さらーり様はご子息の小学校入学後から先取り学習を始められたかと思いますが、幼児期の先取り学習についてどう思われますか?
      ★★★

      我が家では御承知の通り小学1年生から学習を始めました。
      しかしながら、それは私が仕事の仕事が忙しく、かつ家庭学習に対する意識が希薄であったためです。
      Sharari-manは「幼児期の先取り学習」については良い取組だと考えております。
      「何歳からでも、学力の成長に合わせて順序良く学習を進めれば理解出来る」
      と考えております。

      「こんなに手助けしないとできないのにやっていて意味あるのかな」
      との事ですが、大変意味があると考えます。
      息子や算数道場においても最初は手取り足取り教えます。
      その学習の中で「自学自習をするために必要な事」を少しずつ教えております。
      そして、「自学自習をするために必要な技術」を少しずつ身に付け、それが花開くと自学自習を上手に出来るようになる と考えております。

      小学3年~4年の学習を進めておられるとの事ですが、小学校高学年、中学生、高校生でも自学自習が出来ず、手取り足取り一緒に進める必要があるお子様がいます。
      これは「自学自習をするために必要な技術」を身に付けていないためです。

      nana様が 今の幼児期の頃から 「自学自習をするために必要な技術」
      例えば
      ■一人で本を読む能力
      漢字・語彙を理解し読み進める力
      ■調べる力
      算数で分からなかった問題を自発的に参考書を読み、調べ、解き進める力

      などを少しずつ指導する事で 「自学自習」 をするための「技術」をお子様が身に付ける事が出来ます。

      幼児期とはつまり 「知識・技術が無い状態」 ですから 学習効率が非常に悪く感じると思います。
      しかし、それは何歳になっても 「知識・技術が無い状態」であれば同じ事です。
      我が家は小学1年からでしたが、やはり最初は知識・技術がないため苦労しました。
      九九や割算でも覚えが悪く苦労しましたが、楽しみながら取組むように工夫しておりました。

      「親は指導者として、子は学習者として 共に成長していく仲間」
      と考え
      「苦労を楽しみ、子の成長を楽しみ、家庭学習を楽しむ」
      というマインドで進められては如何でしょうか。
      御自身も親として、指導者としての成長を感じ、楽しむ事が出来るのではないかと考えます。

      ★★★
      先取り学習はいろいろな能力が発達する1年生くらいから始めた方がいいのでしょうか?
      もし、現在さらーり様に幼児のお子様がいらっしゃったら何歳頃から先取り学習を始められると思いますか?
      ★★★
      遅くても幼稚園入学頃から始めると思います。
      それ以前にも少しずつ言語や数字を教えていくと思います。
      子供達に「学習が楽しい」と感じもらえるため工夫をする事を楽しみながら取り組むと思います。
      現在も算数道場で工夫する事を楽しんでいます。

      長文になってしまい申し訳ございません。
      まとめると以下のようです。

      ■幼児教育は賛成派です。
      ■子の成長に合わせて楽しく、少しずつ進めれば良い
      ■学力だけでなく「自学自習するための技術」を身に付ける事が大事
      ■親と子は共に成長する仲間。共に成長する事を楽しみ家庭学習に取組む
      ■今から子育てするなら、遅くとも幼稚園入学頃から少しずつ学習を始める。

      最後に、公文の指導教員がどのような方か存じ上げませんが
      「先生はどんどん先へ進めて表彰を目指しましょうというお考えです」
      という考えには賛成出来ません。

      先取りを進める事が重要ではなく
      「学習を楽しみ、学力を高め、自学自習の能力を身に付ける」
      事が重要だと考えております。
      「本人の成長具合を観察しながら進め、楽しみながら進めた結果、表彰を頂けた」
      という流れが本筋だと考えております。

      Sharari-manの私見が少しでもnana様の御参考になりましたら望外の喜びです。

      ではまた!

      • さらーり様お返事いただきありがとうございます。
        さらーり様のお考えを聞いてなんだかハッとしました。
        「自学自習するための技術」を身に付ける事が大事…まさにそうですよね。
        毎日公文の膨大なプリントをこなすことに必死でそんな風に考えていませんでした。
        楽しく家庭学習してたのっていつまでだったかなと考え込んでしまいました。
        このままでは勉強嫌いになってしまいそうなので、本人のペースでゆるく楽しく学習していきけるよう、一旦公文はお休みしようかなと思います。

        さらーり様も幼児のうちから先取り学習することに対して賛成のようで安心しました。
        さらーり様が幼児の学習を見られたら、どんな風に子供が成長するだろうと何だかワクワクします。
        私も子供と一瞬にまた一から家庭学習やり直したいなと思います。
        お忙しい中、お返事いただいてありがとうございました。
        これからもブログ楽しみにしています。

        • nana様
          こんばんは、Sharari-manで御座います。
          何を仰いますやら。私目如きの私見で宜しければ、いつでもお気軽に御質問下さい。

          nana様が「良い」と感じた部分だけでも参考にして頂けましたら望外の喜びです。

          ではまた!

  • さらーり様出張お疲れ様でした。
    アメブロ時代からいつも更新を楽しみにしていました。
    年中の娘がおり、先取り学習のことで悩んでいます。
    もし、良ければご意見いただけると助かります。

    娘は公文で国語と算数を学習していて、小学校3~4年生の内容をやっています。
    しかし、計算のやり方や音読など私が補助しないとできないため、完全に本人の能力をこえています。
    こんなに手助けしないとできないのにやっていて意味あるのかなと感じてしまいます。
    本人も最初はサクサク進んで楽しそうだったのですが、最近は内容が難しくて宿題をするのも面倒くさがり、渋々やっています。
    先生はどんどん先へ進めて表彰を目指しましょうというお考えです。(公文では小1までに中1範囲に入ると幼児優秀児認定テストというものを受けられるため)

    さらーり様はご子息の小学校入学後から先取り学習を始められたかと思いますが、幼児期の先取り学習についてどう思われますか?
    公文をやってみて、幼児に先取り学習をさせるのは親子ともにかなり大変だなと感じています。
    例えば割り算を教える苦労も、今の娘には10かかるけど、小学生なら3で済むだろうなと思ってしまいます。
    しかし、今やめてしまうとせっかく頑張ってできるようになったことを一瞬で忘れてしまうと思うので、なかなかやめられません。

    先取り学習はいろいろな能力が発達する1年生くらいから始めた方がいいのでしょうか?
    もし、現在さらーり様に幼児のお子様がいらっしゃったら何歳頃から先取り学習を始められると思いますか?
    よろしければ、教えていただけると助かります。
    よろしくお願い致します。

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